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巡回して、任務をこなして、炭治郎達の稽古をつけて、たまに来る虚の報告を受ける

そんなに毎日がしばらく続いていた

ようやく取れた休み

尸魂界に行こうかと思って死覇装に着替えると、べべん、と言う音と共に景色が変わった

まただよ…もうさ、せめて何か言ってくれないかな…

『里帰りするから手短にお願いしまーす』

赤い目を細めてじっと見つめてくる無惨様

『いや、何か言ってよ』

そう話すと同時に背中に何かが突進してきた

「アンタ最近見てなかったから心配してたのよ!」

『堕姫ちゃん!妓夫太郎さんも!』

上弦の鬼がゾロゾロと揃ってくる中、見たことない鬼が猗窩座に連れてこられていた

鬼舞辻「あの鬼からなにか感じるか」

『あの鬼から?んー…』

禍々しい霊圧に変わりはない

だけどどこかで感じたことのある嫌な霊圧

『っ!』

紫龍を咄嗟に抜いて鬼に切り掛るも、すんでのところで童磨に邪魔された

童磨「あれー?いつもの冷静さはどこ行ったのかな?」

鬼舞辻「A」

『なんで、なんでこいつから藍染の霊圧が感じられるの!?それも微量じゃない、こんなに濃く…』

「見つけた。お前が青崎 Aか」

猗窩座「勝手に話すな」

「はははっ!さすがあの人だ。作戦通りだ!」

猗窩座に押さえつけられていた腕を引きちぎり拘束から逃れると、おもむろに着物の上着を破り捨てた

現れた肉体にぽっかりと空いた穴

顔には欠けた仮面

『っ!?破面!?』

「まだまだ地位は低いがな」

『逃がさない。ここで仕留める。無惨様、こいつは逃がせない。逃がしたら無惨様の計画も潰れる』

無惨「ダメだ」

『なんで…』

無惨「利用価値があるからな」

生態が分からない以上斬魄刀で無闇に切りつけるのも怖いところ……

でも、破面のような、鬼のような、こんなやつほっておいていいのか…

今下手に動けば間違いなく無惨様の餌食になる

かと言って成体に確実に近いこの破面もどきを自分の命大事さに見過ごすのか

『…何かあったら即刻連絡してください。矢琶羽か朱紗丸か、あとは累達でもいい。彼奴は何かおかしい…私は尸魂界に戻ってこのことを報告しますので、累達を預かっててください』

無惨「貴様がそんなに慌てるということは相当なものなのだな。いいものを見つけた」

童磨「えー、もう帰っちゃうのー?」

『うん。また会いに来るから』

べべん、という琵琶の音と共に地上に戻るとそのまま尸魂界に向かった

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設定タグ:鬼滅の刃 , BLEACH , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年11月12日 12時

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