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あの後散々叫びまくって騒いだ善逸を病室へ戻し、ベッドに寝かせて包帯まみれの3人を眺めた
『結構皆さん重症ね!伊之助は包帯に合わないしさー』
見張りも兼ねて3人の相手をしてあげることにした
3人から聞く話はとにかく面白かった
雪山あるあるだったり、兄弟子が怖かったって話だったり、つやつやのどんぐりがよく落ちてる場所…
ほんっとにどうでもいいことだけど、楽しそうに語る3人が可愛くて聞き入ってしまう
膝に乗せてる禰豆子ちゃんも何か言いたげにたまにふんふんと声を出してくる
炭「Aの話も聞きたいな」
『気になる?じゃあねー、うちの隊の話しよっか!』
炭「伊黒さんの継子の人が隊長だったよな」
『そ!』
善「あー!俺のAちゃんにベタベタくっつく白髪頭!」
『銀髪って言ってあげて…』
唐突な白髪頭発言に笑い転げてると首にひんやりとしたものが当たった
「楽しそうやなぁー。ボクも混ぜてや」
『あー怖い怖い。神出鬼没だからこうやって話してるとたまに来る』
炭「こんにちは、市丸さん!」
善「すっごい冷静だけど首に刀当たってるよ?なんでそんなに笑ってられるの?」
『大丈夫、ギンは私の事斬らないし!その辺は信用してるからね!』
ギ「Aはええ子やなー。3人は怪我の調子どうなん?」
炭「だいぶ良くなりましたよ!」
ヒトの首に刀当てながら呑気に話すギンと炭治郎達に思わず苦笑しちゃう
『そういえばギンはまた遊びに来ただけ?なら早く帰らないとイヅルの胃が蜂の巣になるよ?』
ギ「ちゃんと目的があって来とる。A似合いに来るっちゅう目的があるんや」
善「うっわ、あっま…何が好きでこんな甘々な所見なきゃいけないんだ…」
嘴「白髪頭!勝負だ!!」
『白髪頭wもうやめて…』
耐えきれずに吹き出して笑うと、さっきしまわれたばっかりの刀が首に当たった
『ごめんってばー』
ギ「別にええんやけど、手抜きはしとうないから覚悟はしとき」
『せめて怪我治ってからにしなさいな…』
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年11月12日 12時