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その日の夜、異変は起きた
いつも通り仕事をして、ひと段落着いたところで支度をしようと立ち上がる
善｢なぁ…なんだろう…すごく気持ち悪くなる音がするんだ…鬼…？だとしたらものすごく強そうだけど…｣
『鬼？早く行こう！』
着物はそのままで、忍ばせていた刀だけ腰にさしなおし、善逸の手を引いて言われた通り走る
累達も後ろから着いてきてくれている
善｢ここ！｣
部屋の戸を開けると既に食われてしまっている人と口元を真っ赤に染めた女の鬼
食い散らかされた部屋の中、鬼がこちらを向くと舌なめずりをした
｢その子ぉ…髪の色も珍しいぃ…食べたぃ…食べていいよねぇ…｣
ボタボタと涎を垂らしながら這いつくばって迫ってくる鬼
『下がって！』
咄嗟に腰を抜かした善逸の前に立ち、刀を構える
『龍の呼吸 陸ノ型 青龍舌尖ｯ!!』
うねった刀が鬼の首を捉えるも切ったところがすぐに回復してしまった
『首が…』
善逸を支えながら後方へ下がる
累｢血鬼術 刻糸牢｣
累の赤い糸が見事鬼にあたるもまた回復される
四肢を捉えたお兄さんの糸も、わざと自分の四肢を切ることで回避された
『善逸、炭治郎たちを…って寝てる！？と、とりあえずお兄さんは堕姫ちゃん達呼んできて！』
兄｢おう！｣
『さて…どうするかな…』
一気に刻めば回復が間に合わないんじゃないかな
累の血鬼術で刻んで…
『え…』
びっくりした
急に部屋が明るくなって、ものすごい勢いで目の前の鬼が刻まれた
しかも振り返ったらさっきまで寝てた善逸がいない
部屋に響く雷の音に納得して、すぐに刀を構えた
『累！いくよ！』
累｢わかった。血鬼術 刻糸輪転｣
『壱ノ型 龍ノ舞 荒舞ｯ!』
瞬歩で移動しつつ残った体を全て切り刻んだ
『よし…もうこれで起きれないでしょ』
累｢こいつなんで寝てるの？｣
累の糸に絡まって眠った善逸を助けてあげて、床へ寝かす
『宇隨さんの定期報告行かなきゃ』
そう言ってふりかえった時
私の視界には目いっぱいの肉塊が映った
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切人(プロフ) - 香野雪さん» コメントありがとうございます！今日の投稿したつもりでできてないことに気づきましたwこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月6日 0時) (
レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
香野雪(プロフ) - とても面白いです！ 続きが楽しみです！ 更新頑張ってください！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：切人(スランプ中…) | 作成日時：2020年8月19日 21時
