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夜になって仕事の時間になる
累、稲帆は同じ部屋に居させてもらった
堕姫ちゃんがあの店主を脅したから出来たことなんだけど…
なんと2日目にして指名をいただきまして!
さすが、私の美貌を知ってる人は違うね!
『ってあんたかい!せっかく指名って言われて張り切ってたのにさ!』
時間になって現れたのは、仕事をサボってるであろうギンだった
ギ「ええやないか。可愛い彼女さんが遊女やってるんやで?そりゃ心配にもなるやろ」
『知ってた。過保護…』
ギ「ホンマに心配しとったんやからね?」
襖を閉めるなりギュッと抱きしめられる
私も化粧がつかない程度に甘える
稲「…」
累「あの二人いつもあんな感じだから慣れなよ」
稲「なんだか腹立つな」
2人からの冷たい目線も今は無視
ギンの温もりに浸る
ギ「せや、任務の方はどうなん?」
『もう驚きを隠せないんだけどさ、誰?
私の個人情報垂れ流ししてる奴は』
ギ「Aのお師匠さんや」
『師匠ぉおお!!!』
累「やっぱりあいつ焼き鳥にしてくる」
稲「なんだかよく分からないが鴉をやればいいのか?」
「カァ!?」
窓枠にいた師匠が慌てたように飛んでいった
『んで、任務の話だっけ。肉塊みたいな触手みたいな変な鬼が出たくらいかな?鬼にしては見た目えぐかったし、首も見つからないような見た目してたけど…』
累「首を斬ったら死んだんだから鬼に間違いないと思う」
『おっそろしいくらい硬かったけどね』
ギ「ボクのお師匠さんにも聞いたんやけど、変な鬼が増えてるんやって」
『触手鬼なんか増えて喜ぶのは男子くらいだよ…』
ギンから離れて、窓枠に座るとぼーっと外を見た
夜でも明るいこの街は裕福な人が多い
いいものを食って育った人間は、1部の鬼にとってご馳走だろう
それに若い女性がたくさん働いている
『早く原因見つけなきゃね』
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切人(プロフ) - 香野雪さん» コメントありがとうございます!今日の投稿したつもりでできてないことに気づきましたwこれからもよろしくお願いします! (2020年9月6日 0時) (レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
香野雪(プロフ) - とても面白いです! 続きが楽しみです! 更新頑張ってください! (2020年9月6日 0時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年8月19日 21時