42 ページ42
稲帆からの情報はすぐに堕姫ちゃん達に共有した
堕姫ちゃん達も詳しく知らないらしく、1度無限城へ向かった
残された私達はとにかく遊郭を見て回った
昼間はそこまで賑やかさがなくて、少し寂しさも感じる
昼夜逆転した街の様子を見てると、売られる子供達を見つけた
どうにかしたいけど、何も出来ないから心苦しい
｢カァ！｣
どこかで鴉の鳴き声がして近くの民家の上を見ると、ものすっごい派手な飾りをつけた鴉がいた
累｢うわ…｣
稲｢鴉にまでそれを強いるか…｣
兄｢よくこんな飾り付けて飛べるよなぁ｣
『……うちの師匠にもなにかした方がいいのか…？』
｢カァ！報告ゥ！増援!増援！｣
『増援？』
｢カァ！竈門炭治郎ｫ!我妻善逸ｩ!嘴平伊之助ｪ!以上三名ガ増援ダ！｣
『累、私嫌な予感しかしない』
累｢僕もだよ｣
稲｢とりあえず堕姫さんに伝えよう｣
『宇髄さんによろしく伝えといて！』
鴉に手を振って店に戻るが、まだ堕姫ちゃんはいなかった
『この3人はまずいよ。鬼の気配に敏感だからね。事情が事情でも、堕姫ちゃん達のことは許してくれないとおもう』
累｢少し無限城にいてもらう？｣
稲｢……A、これを｣
『なにこれ…薬？』
稲｢俺が珠代さんに貰っていた薬だ。濃度がかなり濃いものだから、下弦なら一晩で、上弦も下なら1週間しないで効果が出るはず｣
『これが私の血から作られた、変な薬』
いつの間にか私の血がこんな結果をもたらしてたなんて
かなりの個数はある
でも、私のこの血は人間には戻れないはず
量産したところで人間に戻りたい鬼には無駄
むしろ一生死ぬことなく永遠の命が手に入る恐ろしい薬
『使い方に気をつけていこう…』
累｢人間なら欲しがりそうだもんね｣
『不老不死は多くの人間の夢だからね』
稲｢よくよく考えると俺たちはもう鬼でも人間でもないな｣
『でもきっと何か不利益になることはあるはず。3人も気をつけててね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
切人(プロフ) - 香野雪さん» コメントありがとうございます！今日の投稿したつもりでできてないことに気づきましたwこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月6日 0時) (
レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
香野雪(プロフ) - とても面白いです！ 続きが楽しみです！ 更新頑張ってください！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：切人(スランプ中…) | 作成日時：2020年8月19日 21時
