鬼は切れません！！！伍

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『うそ…え？宇髄さん魔法使い…？』

宇｢ド派手に任せとけって言ったろ？｣

『想像以上で発狂寸前なんですが』

宇｢最も褒めていいぞ？｣

累｢ねぇ、僕のことは無視？｣

むすっ、と拗ねているものの姿は可愛らしい女の子

姉妹にも見えるお揃いの着物を着て、綺麗な化粧を施された累

下手すりゃ女の私より可愛い

フリフリロリータとかメイドさんとか着させてみたい…

『ショタが最高だけどロリも悪くない…』

累｢Aは冷静になりなよ…｣

『冷静に…？なれる訳ないじゃん。かわいい弟がこんなにお洒落して綺麗になったんだよ？冷静でいられるわけないじゃん』

いやー、ぜひ無惨様にも見せてあげたいくらいだよ

累｢はぁ…なんで僕までこんなことしなきゃいけないの？姉さんだけで完璧じゃないか｣

そうやって私を指さす累

私も同じ着物を着て、色っぽいメイクがされている

鏡に映った姿を見た時言葉を失ったくらいだからね

人って化粧だけでこんなに可愛くなれるのね…

ほら、血なまぐさい仕事じゃん？化粧とかオシャレとかなかなかしたことなくて、現世に行った時織姫ちゃん達に全身コーディネートされて帰ってたし

『ギンに見せてあげたいな…』

宇｢ド派手に好きなんだなぁ！んで、もう籍は入れたのか？｣

『いや、まだですし、なんならちゃんと付き合いだしたのって死ぬ数ヶ月前でしたからね』

宇｢そういうとこは地味なのな｣

『これでも夢みる乙女なので』

累｢ﾌﾟｯ…｣

『累！？え？そんな吹き出して笑うほど面白かった！？』

累｢虚にも鬼にも圧勝してるのに、夢みる乙女…｣

方を震わせながら笑う累に少し恥ずかしくなりつつも、救いを求めるように見た宇髄さんは累以上に笑っており、床に転がりながらジタジタ暴れてる

高身長がやっていい事と悪いことがあると思う！

『宇髄さん、足当たるっ！』

蹴られそうなのを必死に避けながら累と部屋の端に逃げた…

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