鬼は切れません！！！伍

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『却下します』

宇｢いやそこをなんとか、な？｣

『やです』

宇｢は？んでそんなに嫌がるんだぁ？｣

『嫌でしょう！普通、付き合ってる相手いる人にに頼みますか！？』

宇｢お前しか出来ねえんだ｣

何をこんなに言い合ってるのかと言うと、宇髄さんからの頼み事が原因だった

遊郭に来て欲しい

却下でしょ？

ギンいるのになんでわざわざそんなとこ行かなきゃ行けないの？

それに、ギンが許すかどうか…

宇｢あの継子にはド派手に許可とったぞ！｣

『あーそーですか！じゃあせめて理由だけ聞かせてください！それで決めます！』

宇｢遊郭にド派手な鬼が出るって御館様から聞いて、俺の嫁3人が遊郭に潜入した。それが突然音信不通になった｣

『つまり、嫁3人の安否確認と鬼の調査…ってことですか？』

宇｢あぁ｣

『行くしかないじゃないですか…』

拒否ができない

ずるいなぁ…

累｢3人とも遊郭で消えたの？｣

唐突に話し出した累を見ると、その目には怒りで染ってた

あぁそっか、累は私がいない間ずっと宇髄さんの所にいたんだった

嫌でもあの賑やか嫁3人と会うわけだ

それも多分相当に優しくしてもらったんだろうね

こんなに家族のこと以外で怒る姿は見たことがない

宇｢2人ともありがとな。詳しいことを話しておこう｣

怪しい遊郭は三ヶ所

それぞれどこにいるか

私はどこに行くのか

必要な情報は全て貰った

しかし、話を聞いているうちに血の気が引く感覚がした

遊郭

女の鬼

まだ確信するには早い

『明日すぐに迎えるように準備します』

宇｢化粧はド派手に任せとけ！｣

『わぁ、心配…』

累｢頑張って、姉さん｣

宇｢あ？お前もやるんだよ、累｣

累｢はぁ？僕男だよ？出来るわけないじゃん｣

宇｢まあまあ、ド派手に任せとけって！｣

累｢めんどくさいことに巻き込まれた…｣

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