鬼は切れません！！！伍

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翌日、当面の間見回りも任務もなく、ちょうど招かれていた煉獄家を訪ねる事にした

屋敷に行くとちっちゃい煉獄さんがいた

『え、そういうご都合血鬼術ってやつ…？』

｢…？あ、こんにちは。もしかして、龍柱様ですか？｣

『え、あ、はい。青崎Aです』

｢やっぱり…！兄上を助けていただきありがとうございました｣

『あに…』

累｢へぇ、炎柱の弟なんだ｣

｢はい。煉獄千寿郎と申します｣

らんらんと輝かせる目は煉獄さんの目と似てて、とても綺麗だった

燃える炎のような目

そして独特な髪

落ち着いた態度以外は煉獄さんそのものだった

礼儀正しい可愛い子、といった印象だ

そしていいショタ

『うん。申し分ない。良いショタだ』

近づいて頭を撫でてると首元に赤い糸が巻きついた

累｢とりあえずAは離れて｣

『あ、なんかごめん。めっちゃ怒ってるじゃん…』

兄｢嫉妬だな｣

累｢うるさい｣

渋々距離をとると、ご案内します、と言われて屋敷内へと招かれた

声をかけてから入った部屋には本物の煉獄さんがいた

千寿郎くんと似てる綺麗な目の一つは眼帯に隠されている

『こんにちは、煉獄さん！』

煉｢よもや！A少女ではないか！来てくれたんだな！｣

『え、えぇ、そうですが…』

相変わらず圧倒的声量…

鼓膜ピリピリする…

『弟くん、可愛いですね』

お茶を入れに行ってしまった千寿郎くんのことを話すと、明らかに嬉しそうに笑った

煉｢はっはっはっ！俺の自慢の弟だ！｣

『煉獄さんを小さくしただけみたいな見た目だし、性格も大人しくてちっちゃい…あの子は良いショタですね』

累｢A｣

『う…累が暴力的…』

さっきから千寿郎くんのこと褒めると累からの殺気が凄いんだけど…

鬼の嫉妬心こわい…

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