鬼は切れません！！！伍

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怪我が治るまでの期間、暇がある人がちょこちょこ顔を出してくれた

柱の皆とか…とくに煉獄さんは凄かった

今度うちに来るといい！なんてドヤ顔でさ

ほんと助けられてよかった…、なんてしみじみしてたら体調悪化したのかと思われて速攻しのぶを呼んじゃったりしてね

意外とおちゃめで面白かった！

あとは…伊黒さん

高頻度で来てくれてたかも…

顔見せてはすぐ帰るんだけど、継子の想い人ってだけであんなに優しくしてくれるもんなのか

ツンデレめ。自分は甘露寺さんとさっさとくっつけ

実は稲帆が珠世さんのところに行ってる

手紙が来て私の血の研究が進んだから、実験をしてみたいと

稲帆の存在を炭治郎から聞いたんだろう

話をしたら快く引き受けてくれて、炭治郎が夜のうちに連れていってくれた

少し寂しいけど仕方ない

この実験が成功すれば上弦が累達と同じく日の下を歩けるようになるかもしれないし

そういえばギンの姿を見ない

まあ死神も暇じゃないし、隊長だしね

とりあえず今日私はようやくこの病室を抜けられる

ひまだったぁぁあ！

いやね、死神も暇じゃないって言ったけどさ、私は暇だったよ？

『よーし！我が家へ戻ろう！累！お兄さん！瞬歩使うから舌噛まないようにね！』

累｢すごい元気じゃん｣

『許して…あまりに暇だったんだもん…』

累とお兄さんの手を引いて瞬歩で移動する

しかも霊子を使って空中散歩

高速で移動して自宅に着くと心做しか綺麗になっていた

オンボロ屋敷だったのに全てが綺麗になってる

『御館様に感謝しなきゃね。累、羊羹食べよ！甘露寺さんに貰ったやつがあるんだ』

累｢食べる！｣

『よし！じゃあお茶の準備しようか』

兄｢元気がありあまってやがるぜ…｣

『今なら任務絶好調でできる気がする』

累｢安静にしててよ｣

『ういっす』

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