鬼は切れません！！！伍

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しのぶに許可を貰って御館様に諸々の報告をしに来た

移動はかなり制限されたけど隠の人に協力してもらった

あまりにも親切な人だったから名前を聞いたら後藤さんという人だった

前に炭治郎から聞いた気もする

そんなことを考えながら庭に行くと、御館様と目が合った

見えてないから目が合ったと言っていいか分からないけど…

『ご迷惑をお掛けしました』

産｢怪我は大丈夫なのかい？｣

『そんなに酷くは無いですし、大丈夫ですよ』

促されて隣に座ると2人の童がお茶を出してくれた

産｢また賑やかになったみたいだね｣

『あ、すみません。顔を見せようと思ったんですけど、さすがに日向には出せなくて』

産｢今度はどんな子だい？｣

『稲帆っていいます。今回の件で私と戦った操られた鬼です』

産｢Aはいいのかい？｣

『私がこんなに怪我を負ったのは自分自身のせいですし、それに稲帆は純粋で可愛い子です』

稲帆の自慢を披露して、ここまでの流れをお互い共有する

藍染に関してはギンが説明してくれたらしい

そういえばギンどこに行ったんだろう…

後で尸魂界にも行ってみようかな

あと、師匠が大活躍してくれた、という話も聞いた

後で師匠に何あげなきゃな…

炭治郎も手伝ってくれたらしいし感謝しなきゃな

産｢今は怪我を治すことを最優先にね｣

『はい。ありがとうございます』

頭を下げて庭から出ると小石を蹴る後藤さんを見つけた

『お待たせしました！』

後｢いや、走っちゃダメでしょう！｣

小走りで近づいたら怒られてしまった

なんと真面目な人なのだろうか…

蝶屋敷に戻ると後藤さんに見舞い品で貰った果物を何個か渡して返した

ふかふかベッドに横になるとすぐに累が飛んできて布団に潜った

累｢稲帆の事話したの？｣

『うん。大丈夫だったよ。さすが御館様だよね』

他愛ない会話をしてから一眠りついた

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