鬼は切れません！！！肆

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不｢風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風｣

嘴突三閃を力ずくで突破し、その勢いで攻撃してくる不死川さん

爪痕のような4本の線を描く風の攻撃

宇髄さんち壊れるぞ…

『縛道の三十九 円閘扇ｯ!』

咄嗟に円閘扇で守るが、勢いに負けてすぐに壊れた

『紫龍！』

咄嗟に振るった紫龍がいくらか威力を弱めてくれた

残りの斬撃は片手で抜いた日輪刀で防ぐ

不｢ﾁｯ…｣

『本気すぎません？私死にますよ？』

不｢てめぇ…随分と余裕そうだなぁ？｣

『傷開かないように必死なんですよ！？』

容赦なく来る攻撃を二振りの刀で凌いでいく

『破道の五十八 闐嵐』

小さめの竜巻を作れば不死川さんを狙って放つ

不｢ﾁｯ、小賢しい真似しやがる｣

『龍の呼吸 壱ノ型 龍ノ舞 荒舞』

不規則な動きに瞬歩を合わせる

高速移動に近い速さで竜巻を盾に不死川さんの攻撃を避けつつ攻め込む

竜巻が加速すると視線がズレる

『龍の呼吸 弐ノ型 伏龍』

すぅ、と周りに溶け込めばゆっくりと不死川さんに近づく

早くしなきゃバレる

紫龍を首元に伸ばす

宇｢ド派手にAの勝ちだ！｣

不｢ｯ!?｣

集中を解くと不死川さんと目が合う

不｢てっきり隠れてやがると思ったら｣

『隠れましたよ。呼吸ですけど』

宇｢あ？隠れてたか？地味にじりじり近寄ってるのは見えてたんだが？｣

『伏龍は私から意識を外した人にしか有効じゃないんで』

冨｢見えなかったのか｣

不｢あぁ？てめぇ煽ってんのか？いいぜぇ、表出ろぉ｣

『喧嘩はやめてくださいな…』

いつも会う度冨岡さんと不死川さん、伊黒さんと3人で睨み合ってるのが不思議になる

この3人同い年には見えない

なんだかんだで手合わせを始めた2人から逃げて縁側に座る

宇髄さんちは安心するなぁ

それにお嫁さんたちが綺麗

3人もいるのに平和だし

『さすが宇髄天元…』

宇｢なんで地味に名前まで呼んだ上に呼び捨てなんだ…？｣

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