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ながい、ながい、ゆめをみてた


そんな気がした


目を覚ますと荒れた土地

私の精神世界

建物だったものはほとんど倒れて砂になってる

ここに来ると1番に飛びついてくる2人がいない

静かに風が地面を撫でる

舞い上がった砂が目に入らないようにぎゅっと目を閉じる

顔を隊服の袖で隠して砂から逃れれば目の前に見慣れない生物がいた

黒のような紫のような、不思議な色の生物

長い胴には大きな蝙蝠のような羽がある

首は長く、頭部には大きな角と鋭い牙

紅く長細い目をこちらに向けた生物は、長い尾を不機嫌そうに揺らした

『西洋龍…』

噂には聞いたことがある

お爺様が聞かせてくれた

青崎家は東洋龍の血の濃い一族だということ

だから斬魄刀は基本龍に関わる子が来るという

その中でもごく稀に産まれてくるの西洋龍の血を引く子がいる

私がその血を引く子?

でも、私には紫龍がいるし…

私の精神世界になんでこの子がいるの

『ねぇ、名前は?どこから来たの?』

何を聞いても自慢の尾を揺らすだけ

私を見ているように見えていた目も、どこか遠くを見ていた

恐る恐る近づく

手を伸ばせば届く位置に着いた時、西洋龍はバシン、と尾を地面にたたきつけた

舞う砂に再び目を閉じて袖に隠れた

収まった頃に目を開けると先程までの西洋龍はおらず、いつも通り飛びついてくる2人の姿があった

あお「ようやく見つけたよぉ」

あか「無事でよかった。探してもいないから心配した」

『ごめんね、心配かけちゃった』

2人を抱きしめて空を見上げる

どこまでも青い空がやけに眩しくて、2人にすり寄って顔を隠した

あか「何かあった?」

『2人は…私の知ってる紫龍だよね』

あお「どうしたのぉ?当たり前じゃないか!」

『だよね…』

あか「何かいたの?」

『西洋龍が、ここにいたの』

あお「彼奴…」

あか「Aのこと起こしてあげようと思ったけど予定変更」

あお「当面はここにいてねぇー!」

すぐに姿を消した2人

仕方なく出口のないここから出る方法を探すことにした

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設定タグ:鬼滅の刃 , BLEACH , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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切人(プロフ) - シホニャンさん» 自分の欲で書いてますが楽しんでいただけてると嬉しいです!リクエストも大募集中なので是非! (2020年7月13日 17時) (レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - うぉぉぉ!!鬼滅の刃とBLEACHコラボきたー!!更新楽しみにしています!! (2020年7月13日 17時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - そうですね。 (2020年7月4日 16時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
切人(プロフ) - にゃんこさん» 本当にありがとうございます!お互い体調には気をつけましょうね… (2020年7月4日 16時) (レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 無理はしないでくださいね? (2020年7月4日 15時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年7月2日 12時

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