鬼は切れません！！！肆

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『無惨様！』

無限城の真っ逆さまにいる無惨様を呼ぶ

ベベン、と音が鳴って目の前にくる無惨様

少し不機嫌そう…

鬼｢なんだ。帰ってくるのが早いぞ｣

『至急聞きたいことがあって…無惨様みたいに鬼を使役することの出来る血鬼術って存在するの？』

鬼｢ほぅ、また変なことを聞くな｣

興味ありげに赤の瞳を開いた無惨様

鬼のトップに聞いちゃっていいかわかんないけど…

『今回の任務で気になって…』

鬼｢いないことは無いだろうが私の知る限りそんな血鬼術を使う鬼は知らないな｣

『むぅ…でも鬼にできるのって無惨様くらいでしょー？突然変異的なあれかなー…』

鬼｢鬼を使役しできると言っても自分よりも弱いものしか使役できない｣

『そうなんだ…そこは情報と一致するな…』

鬼｢詳しく話せ｣

『え、邪魔しないでよ？』

鬼｢私の知らないところで暴れるやつが許せないだけだ｣

おう…目が怖い…

こりゃ怒だわ……

とりあえず今集まってる情報を話すと、はぁ、とため息をついて眉間を押さえた無惨様

『む、無惨様？どしたの？頭痛？え、鬼って風邪ひくの？』

鬼｢己の力で生きない愚か者は許し難い｣

『わぉ、辛辣…』

鬼｢矢琶羽、朱紗丸｣

呼ばれると隠れていた2人が現れ膝を着く

鬼｢貴様らも見ていたのだろう。Aが任務で倒した鬼について教えろ｣

矢｢はっ！｣

朱｢はい！｣

2人は私よりも詳しく鬼の特徴を述べて説明した

私は着目しなかったところとかについて話していた

私が見た痣は血鬼術故のものだとか、暗示のような呪いのようなものをかけられていたとか

鬼はそういうの感じとれるのかな

累が今回の違和感に気づいてくれたから情報がしっかりしてるんだもん

鬼｢貴様らは今後もAの周辺を固めろ。私の方でも調べよう｣

『3日後には討伐に動く予定でいるよ』

鬼｢居場所も分からない鬼を倒すと。作戦を聞こうじゃないか｣

『実は…』

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