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目の前に朱が散る
綺麗な白の着物を朱が染めていく
しっかりと左胸を捉えたそれは
ボクの命を奪っていった
思わず駆け寄る彼女が霞む視界に映った…
ごめんなぁ
失敗してまったなぁ
やっぱ
藍染隊長には勝てへんかった
あかんでA
分かっとるやろ
真の卍解しても無駄やって
ほんま、ごめんなぁ
A…先逝っとるで
ふと目が覚めると痛みはなかった
ギ「ここは…どこや…」
体を起こして周りを見てみる
見覚えなんてあるわけないなぁ…
山や…
いくら周りを見ても山や
鴉が飛んでるくらいしか、わからんなぁ
「おい、大丈夫か」
声がした方を見ると縞模様の羽織を着た、蛇を首に巻いた変な人間がおった
ギ「気がついたらここにおったんや。何があったかも分からないんよなぁ…」
そう言えば縞模様の子がボクの手を引いて起こしてくれた
それからそっとボクの額に手をおいてさっさと先を歩いていった
「熱は無い。ここは藤襲山の麓だ。鬼が多くいるからな。血鬼術でなにかされているかもしれないだろう。先に蝶屋敷に向かう。着いてこい」
この子は何を言っとるんや?
鬼やって?そないなもんおらんやろ
不思議なこともあるもんやな
このまま途方にくれとってもしゃぁないし、のんびり歩いて着いてくことにした
ギ「ボクは市丸ギンっちゅーもんや。お兄さんの名前はなんて言うん?」
「鬼殺隊 蛇柱 伊黒小芭内」
ギ「なんかよーわからんけど、ボク名前以外の記憶ほとんどないんよ」
話しながら鬼について色んなことを学ばせてもらったで
もう一個気付いたんは、ボクは刀を持っとることや
なんのための刀やかわからんけど
離したらあかんのはわかる
大きな御屋敷に着くとしのぶちゃん言う可愛ええ子に診察されて、記憶について聞かれた
記憶はなかったんよ
自分が市丸ギンと言う人物で、人間では無いこと以外は全て忘れとった
なんやかんやでお師匠さんに継子にするでー言われて、最終選抜を受けさせられ、それから数カ月して初のお師匠さんとの任務に向かったんよ
その途中で、酷い頭痛に襲われて、気づいたら記憶が戻っとったんよ
A、忘れててごめんなぁ
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切人(プロフ) - シホニャンさん» 自分の欲で書いてますが楽しんでいただけてると嬉しいです!リクエストも大募集中なので是非! (2020年7月13日 17時) (レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - うぉぉぉ!!鬼滅の刃とBLEACHコラボきたー!!更新楽しみにしています!! (2020年7月13日 17時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - そうですね。 (2020年7月4日 16時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
切人(プロフ) - にゃんこさん» 本当にありがとうございます!お互い体調には気をつけましょうね… (2020年7月4日 16時) (レス) id: af0aa25b46 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 無理はしないでくださいね? (2020年7月4日 15時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年7月2日 12時