鬼になった元柱【鬼滅の刃】

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冨岡義勇 side


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Aが帰ってこなくて一週間が経ったらしい。


柱合会議、緊急で収集された。





｢お館様におかれましても御壮健で何よりです 益々のご多幸を切にお祈り申し上げます｣




今回は宇随か、俺だって1度は言ってみたい。



｢Aが居なくなって1週間が経ってしまったね。｣


｢…そこで、考えてみたんだけども Aの鎹鴉にAの残る匂いを嗅いでもらったんだ。｣



｢どこにも、Aの匂いは残っていない。｣





元々静かだったこの場がより静かになった気がした。

みんなの息が、全集中常中の呼吸が止まった。




｢…考えられるのは、鬼になった、ということだけだよ。｣


人が死ねば、その人の匂いがどこかには残ってしまう。

鬼になってしまえば、残らない。





｢……もし、Aが禰豆子のように人を喰ってなければこの屋敷に連れてきてもいい。

だが、他の鬼のように人を喰べていれば、首を斬るしか残っていないのだよ。｣






" ぎゆうさん！次は何しますか！"

" 鬼なんて大嫌い、鬼舞辻無惨絶対許さないんだから！ね！義勇さんもそうですよね！"





俺に、Aの首を斬れるのだろうか。






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