9.喧嘩 ページ18
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『だって、俺から兄貴を奪ったのはハヤトじゃん！』
『何を、何を今更。どうせパパが、欲しいって言ったんでしょ。』
『こんなぼくは、要らないんでしょ。要らなかったんでしょう！？』
『どうせ、姉貴がお荷物だったんだろ！？』
＜落ち着いて下さい。@加賀美ハヤト
＜Aくん落ち着いて、
『落ち着いてられるか！みんなどうせ、どうせ裏切っていく。どうせぼくを捨てる、だから希望も何もいらない。姉貴が居たら良かった、姉貴、やだよ、おねえちゃん…』
『ぼくも、そっちにいきたいよ』
1人は寂しいよ。ずっとずっと一緒に居たんだから。
ずっとずっと…ひとりなの？
＜辞めなさい。@加賀美ハヤト
＜お願いだから電話に出てください。@加賀美ハヤト
『…うるさい、ぼくのことは嫌いなんでしょう』
『灰おにーちゃんも、どうせぼくが、惨めだから今も一緒にいてくれてるんでしょ』
「…んなわけないじゃん」
『…ェ』
誰もいない部屋に響く声。
恐る恐る後ろを振り返れば、息を切らした灰おにーちゃんがいた。
『…なんで、なんで』
「…ちゃんと、ハヤトさんのことAに伝えてれば良かったね。」
『…ハヤトが悪いんだよ、全部』
「そう思って貰っても構わないよ、ハヤトさんがAのお兄さんだけを連れ去ったのはお姉さんのことで、軽い鬱になってたのもある。それなら、…ってことで加賀美の方に行ったんだよ。」
『…ぼくが、鬱になりかけてたの、知らなかったんだ。』
「…え、？」
＜初耳なんですけど、？@加賀美ハヤト
＜こんなにリスナー蚊帳の外なことある…？
『ずっと姉貴だけ、見てたけど、いつ死ぬか分からないなんて鬱になるに決まってんじゃん。隠してあげてたんだよ全部。ねえ、演技上手いでしょう』
『ぼく、灰おにーちゃんとハヤトのおかげでこんな人間になっちゃった〜！！』
だーれも、助けてくれなかったくせに。
結局、兄貴だけ救われて、ぼくと姉貴は救われないまま、消えていくんだ。
『ほんっと、惨めな人生。』
そんな悲しそうな顔しないでよ、灰おにーちゃん。
ぼくは、姉貴と、灰おにーちゃんが居たからここまで生きてこれたんだよ。
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るとは(プロフ) - めっちゃ泣いた……ありがとう…… (2022年8月12日 22時) (
レス) @page35 id: 1436e1e655 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - オウッ泣いた……泣かせてもらいました。本当にありがとうございます……！！ (2022年8月11日 2時) (レス) @page35 id: 87b04c2d83 (このIDを非表示/違反報告)
深海可楽(プロフ) - 泣いた、、、 (2022年8月9日 17時) (レス) @page35 id: 54fac7d03d (このIDを非表示/違反報告)
えふ(プロフ) - ありがとうございました。 (2022年8月4日 22時) (レス) @page32 id: 77e2751e24 (このIDを非表示/違反報告)
狐兎 - いやぁ…自分と同じような状況だからこそ夢主さんの気持ちが良く伝わりました…！(>.<)y-~更新はゆっくりでいいので待ってます(o^-')b ! (2022年8月4日 4時) (レス) @page21 id: 9d935a3845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キラ
| 作成日時：2022年7月31日 3時
