【フロイドリーチ】魔法の弟。【ジェイドリーチ】

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F side


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明日から授業開始で、モストロラウンジも明日から通常営業だからとりあえずAをこと、学園長に許可を取りに行かないとねって話になって俺がAを抱っこして学園長のいる所へ向かった。





『A、おこられちゃう？』


｢んー？どうして？｣


『ふろーども、じぇーども、あじゅも、不安そうな顔してゆの…』



心配そうに小さなウツボのぬいぐるみを抱えて、俺の胸元に頭をグリグリとしてくる。

かわいすぎ〜〜〜。辛い俺の弟可愛すぎ。




｢別に怒られることないと思うけど〜？Aはそのままでいいよ、俺らがいるからね？｣



泣きそうなAの頭を優しく撫でてやれば嬉しそうに喉を鳴らしてて あ〜〜稚魚ちゃんだ、可愛いって思いながら撫で続ける。




｢あ、小エビちゃんだ｣

『…こえびちゃ？』





前からアザラシちゃんを抱いて歩いている小エビちゃん、思わず絞めそうになったけど危ういとこだった。

Aが不思議そうな顔して俺と小エビちゃんの顔を見つめてる。




｢A、このちっさいのが小エビちゃん。猫か狸かわかんないのがアザラシちゃん。｣

｢フナ！？アザラシじゃないんだゾ！グリム様なんだゾ！｣





｢フロイド｣

｢う〜ん分かってるよ…A、しーだよ？｣

『う、う、っ…』




やばい、泣く。

Aは俺らが、俺ら以外の人達に懐くのが苦手で、すぐに泣いてしまう。

あ〜〜学園長に言う前に泣き声でバレそう〜。





『うああああああん！！！！』



｢フナッ！？｣

｢わ、！？｣





俺らの弟なんだから、魔法使えるに決まってんじゃん。








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