【フロイドリーチ】魔法の弟。【ジェイドリーチ】

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忘れ物は無いか、スプリングホリデーとはいえ、なかなか帰ってくることは出来ないから忘れ物があったら困る。



｢A行くよ〜？｣

『ま、ぅて！』



小さなリュックにたくさん物を詰め込んで、モストロラウンジで働いてるからお金はあるし欲しいものは全然買ってあげれるんだけどなんせ、ぬいぐるみが多い。

俺らうつぼのぬいぐるみそんなにいる？？



『あい！できた！』

｢A、カバン空いてますよ｣



そう言いながらジェイドはAのカバンを閉めて、着替えや諸々のカバンを持っている。

ジェイド気効くよねぇ〜。



｢抱っこしてもらいたい人？｣

『あい！』



まだ3歳、抱っこしてもらいたいし甘えたがり。

俺が駄々こねて昼寝したいとか、飽きたとか言ってらんね〜。



優しく抱き上げて鏡の前に向かう。




ねえ、お母さん、お父さん。

息子の成長ってこんなに感動するもんだっけ？



いや、俺が産んだんじゃねえけど。弟だけど。





｢んじゃ、行ってくるわ｣

｢行ってきますね。｣

『いってきまつ！』




3人で両親の方へ向かって笑顔を向ける。

それに安心したように笑い返してくれて、俺らって実は幸せ者なんだなってって思って鏡の中を通った。


魔法は、体力使うから学園長に話した後でいっか。







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