10話 ページ11
体育館の外で配られたパンフレットに目を落とす
部活動の詳細が書かれているようだが、あまり興味が湧かないため斜め読みする
特に気になるところはない
そういえば、と、昼の先輩が言っていた部活でポイントを貯めるという方法を思い出す
私はポイントが欲しいか？
いや、正直そこに興味はない。
しかし、多ければこれから何かに使えることもあるだろう
ポイントでなんでも購入ができるみたいだから役に立てる可能性も高い。
一番活動がない部活で好成績を取ると、人脈と得意分野とポイントが手に入ると考えれば入らない理由はない
文化部あたりが一番良いかもしれない。
そう考えていると、周りの人々のざわめきが聞こえ前を見やる
すると、舞台上にずらりと並んだ先輩と思しき人物がいた
「一年生の皆さんお待たせしました。これより部活代表による入部説明会を始めます。」
そう言った後橘と名乗った生徒会書記の司会者は舞台に並んだ先輩が1人、真ん中に設置されたマイクの前に移動し説明をし始めた
ふむ、説明を聞いている限り、どの部活も真面目に活動をしているらしい
そんなに真剣に活動する理由なんてあるのだろうか。美術部に限っては絵を描くだけなのに。
個人でやっても大差ないはず。
まあ、やったこともないのにそんなことを言っても仕方ないか
「気楽に見学をしに来てください！」
女生徒が話し終わると、他の生徒と同じように舞台から降りていった
最後に残った眼鏡をかけた男子生徒がマイクの前に移動すると、そのまま開口もせず立ったまま佇んでいた
説明会が始まった時からずっと騒がしく、口々に思ったことを吐き出して説明を聞いていた一年生らになにを考えているのかわからない表情で見下ろしている男子生徒
知的な雰囲気の先輩に、今まで思ったことを口に出していた一年生数人が小馬鹿にしたように励ます言葉をかけた
しかしその言葉に反応を示すことなく静かに一年生を見下ろし続けるその生徒に、初めは馬鹿にしていた生徒も呆れ始め、最後には妙な雰囲気が体育館全体を覆い、誰も口を開くものは居なくなった。
そうして、何音もしなくなった体育館は、ただ目の前にいる男に注視するしかなかった
30秒ほど経ったくらいだろうか、徐に壇上の男は首を動かし体育館を見渡すとマイクに顔を近づけた。
「私は、生徒会長を務めている、堀北学と言います」
そう言って話し始めた
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キョンシー(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年8月10日 12時) (
レス) @page19 id: 937d89a3e0 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - 夢主がとても好きです！面白いので続きも楽しみにしています！ただ、もうすこーし綾小路くんとの絡みが欲しいかな〜と。あといつかでいいので、何処かで綾小路くんsaidが見てみたいです！偉そうにすみません！(*_ _)とりあえず頑張ってください！！この作品大好きです！ (2017年12月12日 19時) (レス) id: 5afa144aee (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ - Curveさん» うん！わかりましたよ！この小説大好きだから、頑張ってね！楽しみに待ってます！ (2017年8月29日 19時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)
Curve(プロフ) - わかりました！これから無気力にしていきます！でも、たまに積極的に行くところもあると思いますが、そこはご愛嬌で！ (2017年8月29日 14時) (レス) id: 70337f03e0 (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ - 誤字った！長々とごめんね！です (2017年8月27日 23時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Curve | 作成日時：2017年7月28日 7時
