男子水泳部に双子がきました。 (ページ30)

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26m ページ30

磯村(以下磯)「ん。んん。」

『仁科入りの50は26秒2』

譽「……」

『100は55秒1』

磯「ん～～～～。お前はほんっと短距離(スプリント)遅っせぇなぁ…。ビックリするわー…」

譽「先生。そんなマジマジと言わないで…(泣)」

磯「あと少しスピードつけりゃ長距離(ディス)でもラスト競り勝てるんだ！そんで脂肪増やせ！筋肉つけろ！メシ喰え！！」

譽「やってますよう」

磯「ま、今日は引率任せてすまんかったな。帰って風呂入ってメシ食ってクソして寝ろ。あとストレッチ忘れんな」

譽「はーい。お疲れっした。あ、そうだ先生。今日礼央こっち来てます？」

磯「おー。あいつなら多分今ダウンやってるぞ。プール行ってみろ」

譽「はーい」

…パシャ

パシャ

ザ…

バシャ…

譽「休みの日までよくやるなぁ」

礼央(以下礼)「譽さん。今日はクラブ練も休みだったんで。もう上がります。譽さんは今日、都春期で東政大でしたよね」

譽「そ。先生に報告しに学校(こっち)寄っただけ。今日、他校の奴にお前のこと聞かれたよ。東ヶ丘(ヒガシ)のさ、篠塚って奴知ってる？」

礼「…さあ」

譽「あっそ。まーお前有名人だもんなー。去年のIHバタフライファイナリストだし？龍峰の“藤川礼央”君は」