男子水泳部に双子がきました。 (ページ26)

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23m ページ26

「―――以上をもちまして二日目の競技を終了します。審判員が退場します――…これにて第XX回東京都高等学校春期水泳大会を終了いたします。なお入賞者の表彰状は二階渡り廊下においています。忘れずにとりに来てください。退館時間は――…」

秀「あったあった！おめでとー大樹！」

大「ギッリギリだったな」

秀「充分凄いって！長水路で1分切り！女子も入賞出来たし良かったよ。…オレも、もっと頑張れんなきゃなー」

大「…本番は次な。次」

秀「…うん。これで忘れ物ないよなオレ達も行こう」

譽「あれっ榊？」

秀「仁科さん」

譽「おー篠塚もいんじゃん」

たったったっ
A「秀くーん」ぎゅー

秀「わっ。A！？びっくりした」

A「えへへ。あれ？にぃくんもいるー。おつかれー」

秀「お疲れ様です。1フリ(レース)見ました」

譽「わー。マージでー。ありがとー。わははっ。えーと龍峰(うち)の分は…」

秀(うわっ)

秀「やっぱり凄いですね。龍峰」

譽「出てない奴もいるとは言え部員は多いからねー。今回もケッコーな人数出てるし。そうだ、俺も三人のレース見たよ。三人とも結構速いじゃん。三人ともスイミングクラブ何処行ってんの？あれだけ泳げんなら部活とかけ持ちだろ？」

秀「…あ――…オレ達、クラブ行ってないんです。中３の時に辞めちゃって」

A「僕もちょっとっていうか少し？の間、訳あって泳いでなくて最近泳いだばっかだよー」

譽「えっ」

秀「だから今は部活だけです」