9m ページ12
A「アイスちゃんと買ってね」
優「はいはい。わかってますよ」
結「じゃあ僕も原田君も大会出れなくても一緒に会場行ってもいいんですね」
晴「ええ。実際に見るのも勉強になるしね」
結「はい」
秀「ごめんね。今回は1年生は経験者だけのエントリーになっちゃって」
結「いえ、僕まだまだだし…」
大「まー結太は、夏前には記録会くらいでれるんじゃないか？記録会は何度かあるし」
結「ほっ、本当ですか？」
ダ「えっ！オ、オレは！？」
晴「あんたは50mまともに泳げるようになってから」
ダ「ぐぬっ」
晴「つーか、50mは水泳部として最低条件！目標はもっと先なのよ！」
秀「…そっか。目標かぁ」
大「秀？」
優「どうした？」
A「？」
秀「ああ。うん。…あのさ、今年の夏は原田も結太も
「「「「「「……」」」」」」
秀「なっ、なんかさ、部として目標があるほうが団結力とか出るかなーーって思ったん…だけど…はは」
大「いいんじゃないか。まずは第一歩ってことで。ハードルが低い気もするけど」
秀「えっ。そ、そうかな」
晴「でも秀ちゃんらしいわ」
秀「ハルミ…」
ダ「まーオレ個人としては早々に結太を追い抜くって目標掲げてますけどね！」
結「ﾑｯはっ原田くんてさぁ。けっこーイヤミだよねっ」
ダ「それが何か？ふん」
晴「もー。あんた達もいい加減にしなさい！」
ダ「ハルミ先輩って小姑みたいですよね」
晴「何ですって！」
A/優 「「クスクス」」
秀「…大丈夫かな…」
大「あれも既に様式美だ。大丈夫だろ。まあ。原田は時々いい事言うな」
秀/A「「え？」」
大「今年の都大会。去年より上に行くぞ。オレも秀も」
優「オレたちは上を目指すかな」
A「うん！」
大「そんで───…」
秀「大…」
大「…いや、今はとりあえずそんだけでいいか。行くぞ」
A「早くコンビニ行こーよー！」
優「秀平たちも何か食べる？」
秀「ﾆｯ食べる！ごちそーさまでーす(笑)」
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