8m ページ11
in更衣室
ごーーーー(ドライヤー)
ダ「そー言えば、都大会って他の大会と何が違うんスか？」
大「都大会は関東と
優「それにまずは制限タイムを切らないと
ダ「は――。タイムで足切りですか。じゃあ水泳部って都大会でダメならもう終わりなんですか？」
晴「まさか！確かに大事な大会だけど他にもあるわよ」
秀「夏の終わりには十二校戦だってあるしね。都内の高校が三十校位集まっての大会なんだけど、会場も大きいし、凄く盛り上がるよ。ここで引退レースになる3年生が覆いかな」
ダ「へー」
晴「てゆーか。あんた前配ったプリントに書いてあったでしょーが」
ダ「大会ごとの違いなんて書いてないですよ！」
ぎゃあぎゃあ
優「フフフ(笑)」
大「秀」
秀「いや、何でもないよ」
大「急がないと校門しめられるー」
A「優にぃーー！はやくコンビニ！」
優「はいはい。今、行くから」
菅谷(以下菅)「ふーただいま戻りましたー」
「お疲れ様です。菅谷先生。水泳部の監督ですか」
菅「ええ。直、大会が始まるので…」
「あぁ」
松田(以下松)「水泳部は今年はどうです？」
菅「皆頑張ってますよ！コーチがいないなりに皆で考えて練習してますし！」
松「それは頼もしい。個人的には男子は特に頑張って欲しいですね！篠塚なんかは去年惜しいとこまで行ったんでしょ？」
わははははっ
菅「もー。松田センセイー」
羽生(以下羽)「…そう言えば去年、他校でやたら速い一年生男子がいましたよね」
菅「羽生先生、よく覚えてますねー。そうそう。確かスイミングクラブにも通ってて、中学の時から有名な子みたいですよ。えぇと、名前は――…何だったかしら…」
松「まっなんにせよ。頑張って欲しいですな――」
菅「ですねー」
羽「…」
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