僕達の可愛い天使5

↓ 【神谷浩史】 ページ27

翌日、俺は仕事を半休をとってAの学校へ向かった。


先「すみません」


『いいえ』


理由は先生に呼ばれた。
部屋に入るとAとさよちゃんらしき子、この子がそうだな。それとその親...


『A、何があった？』



「えっと((母「その子がうちの子のことを投げ飛ばしたんですよ」


は？


母「ほんとにやだわ、うちのさよが怪我でもしたらどうするんですか？この子は今週オーディションを控えているんですよ！」


この親...まだ諦めてねぇのかよ。


『それは失礼しました。A、ほんとに突き飛ばしたのか？』


「してない！」


母「白々しい！私はこの目で見たのよ！！」


この目で？


『失礼ですが、本日は学校に来ていたのですか？』


母「えぇ。さよを迎えに来たのよ」


はぁ...


先「今回は劇の練習中の出来事で本人たちも((母「本人たちが納得すればいいんですか？」



この親ｲﾗｯ


母「失礼ですが、神谷さんは片親ですよね？しかも何人もの人と同居なさってるとか」


『そうですがなにか？』


母「教育はきちんとなさってるんですか？こちらは本当にこの子には一流の教育を付けているんです。それに演技力だってこの子の方があります、この子が主役なことは当たり前なんです。譲っていただけませんか？主役を」


....


母「その子には裏方にでも回っていただけると嬉しいんです。それとうちの子とはにど((『何様のつもりですか？』え？」


「ひろくん...」


『さっきから聞いてればうちの子うちの子と、その子の本心を聞いたことがありますか？たしかにうちはこの子とは血が繋がってる人は1人もいません。しかしみんなほんとに真剣にAと向き合ってるんです。あなたは自分のことばかり、親として恥ずかしくないんですか？』



母「なっ...！あなただってこのことが公になるとお仕事に困るじゃないですか」



『別に、A以上に大切なものはありません。もし、Aの命と仕事のどちらを取るかと言われたら、間違いなくAをとります。私はこの子が1番ですから。子供の気持ちと向き合っていないあなたと話しても無駄です。帰ります。さよちゃん、Aとこれからも仲良くしてね？』


さ「うん..」


俺はAを連れて帰った

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