僕達の可愛い天使5

発表会 【神谷浩史】 ページ24

『ただいまぁー』


今日も無事に仕事が終わり帰宅。ん？



『A、なにかあった？』



Aの様子が変。なんかへこんでる？


『なにかあったの？』


近くにいた柿原に聞くと


柿「なんか、クラスの子と揉めてるらしくて」


クラスの子と揉めてる？



『A、話して？』



「うん....あのね、」



話を聞くと、学校でクラスごとに発表会があるらしい、Aのクラスは白雪姫をやるらしいんだが...


「Aは白雪姫やることになったの」



さすが我が娘。可愛いからだろ(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ


「でもね、さよちゃんがやりたいって」


さよちゃん？


柿「Aのクラスメイトですよ」



ほぉ


『それで？』


「でも、投票で決まったからって先生に言われたんだけど、夕方にお母さんがむかえにきて


なんで、うちの子じゃないのか！


って....」



ほぉほぉ....


『Aは白雪姫やりたい？』


「だってみんなに選んでもらったから！」


だよね〜。


木「たっだいまー」
浪「おじゃましまーす！」


ん？


『なんで浪川くんが？』


浪「Aに聞きたいことがあって」


Aに？


浪「A、佐倉さよって知ってる？」


「クラスの子だよ」


なんで浪川くんが？


『なんで浪川くんが知ってんの？』


浪「いや、うちの事務所でね子役のタレントに手を出そうかな〜？って思ってるんだけど」



浪川くん、その言い方だと誤解を招くよ？
まぁ言わないけど。



浪「で、とりあえずお試しってことで10人人を集めようとしてるの。まぁ上手くいかなかったら別事務所へ移籍って形になるんだけど」



木「で、その提携をしたのがうちの劇団ひまわりなんです」



へぇ〜



浪「で、週末にオーディションがあるんだけど...A出てみない？」



....はい？



『話ズレてるけど？』


浪「ごめんなさーい。本当はこの話をしに来た、まぁでもそのさよちゃん？っていう子のオーディションの受付もあったよ。そこに同じ小学校名書いてあったから知ってるかな？って」



そういう事か


木「そのさよって子ですけど、前1度劇団ひまわりのオーディション受けに来たんですよね」



へ〜


柿「その感じじゃ何かワケありだね」



木「そ。俺、たまたまその日事務所にいたから外から見学してたの。そしたらもうあれはすごいね」



凄い？



『凄いって？』



木「モンペですよモンペ！」



モンペ？？

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