森 ページ3
テニス部一行はGPSの信号を頼りに歩みを進めていた
跡部「アーン？」
忍足「どうかしたんか跡部。」
跡部「ここから先に信号がある。」
向日「なっ...」
ブン太「こっから先って森じゃねぇか。」
ジャッカル「しかも暗いぞ...」
仁王「ククッ、雰囲気があるのう...」
柳生「仁王くん。そんな悠長なことを言ってる場合ではありません。」
日吉「夜の森ですか... 何か出るかも知れませんね。」
みんながその不気味さに嫌な顔をする中、ただ1人だけ楽しそうな雰囲気を醸し出す
幸村「跡部、本当にこっちであってるのかい？」
跡部「ああ。この奥から発信されてる。」
幸村「じゃあ行こう。」
真田「あ、ああ。」
みんなは渋々山道へ入った
切原「げっ... マジっすか...」
芥川「マジマジすっげー怖い...」
夜の森は真っ暗で静けさに満ちていた
その中をライトで照らしながらゆっくり進む
ガサガサッ
ブン太「うわぁっ...」
向日「おわっ...」
丸井はジャッカルを盾にし、向日は忍足に抱きついた
切原「ななな何か聞こえましたよね...」
音がした方を照らすが、何もない
柳「もしかしたら、野生動物が逃げて行ったのかも知れないな。」
真田「む、気をつけて行かねばならないな。」
幸村「みんな、あまり離れないよう気をつけてくれ。」
相「無駄だって言っただろ。お前は逃げられないし、あいつらも迎えに来ない。」
私「来るよ！絶対！」
眉根を寄せて言い切ると、相模原は突然笑い始めた
相「ハハハッ！言っとくが、お前の袖に付いてた発信機ならないぞ。」
私「えっ...」
頭が真っ白になる
相「梨花が森に捨てた。」
私「そんな...」
相「今頃、迷子になってるかもな。」
虚な目で私を捉えると、抑揚のない声で言った
相「お前を見つけてからずっとこの時を待ってたんだ。あいつらに邪魔はさせない。俺と一緒にアメリカに帰るんだ。」
私「アメ...リカ......」
相「これでお別れだな。お前の学校のお友達とも。」
私「行かない！あんたなんかと絶対に行かない！」
痛みを耐えながらまた手足を引っ張る
相「気が済むまで暴れればいいさ。ここには誰も来ないからな。」
そう言って後ろを向いた時、後ろのポケットから鍵が半分出ているのが目に入った
私(あれを奪うしかない！)
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かるぴん(プロフ) - とても面白くて一気読みしました！続きがあったら是非読みたいです！ (2021年3月12日 2時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
Higuma(プロフ) - 終わりですか?? Σ( ´･ω･`) (2020年9月19日 17時) (レス) id: 72c8bd0285 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - 続きはー？ (2020年5月23日 2時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 実は私は宍戸と長太郎ことが大好きでいろいろ集めているのです。 (2020年3月24日 13時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
雲母(プロフ) - 宍戸さんかっこいいですよね！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月23日 21時) (レス) id: e28767f456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲母 | 作成日時：2020年3月18日 1時
