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あれから5日。
誰かが訪れるでもなく、
少し寂しい日々が続いていた。
『ソクジン…今日で週終わりですよ〜』
来週になると言ったその日から
待っていたのかもしれない。
でも気づけば、
ソクジンが来たその日から1週間は余裕で経ち、
ソクジンが言った来週が
今日で終わろうとしている。
『よもぎパン…』
一昨日また何か壊したナムジュンに
よもぎを卸した。
今日はそのパンを受け取りに行こうと思う。
暇だし。別に？寂しくないし？？
『なーむじゅーん』
RM｢はいはい、できてるよ｣
店の中から外を見ると、
夕焼けに照らされて少し閑散とする通りが見えた。
昼間は駆け回っていたであろう子供たちも、
お母さんと手を繋いで帰っている。
『お母さんね…』
私とテヒョンのお母さんは、
テヒョンを産んだ1年後に他界した。
だからテヒョンには、
お母さんの記憶が全くと言っていいほど無い。
その代わり、
お父さんが愛情を込めて育ててくれた。
ハーフエルフのお父さん。
私もテヒョンも、エルフの血を受け継いでいる。
母親から受け継いだ柔らかい雰囲気と顔立ち、
尖っていない耳。
そして父親から受け継いだ白銀の髪と、
優しい顔に何故か馴染んでいる三白眼。
全部テヒョンを見て言ってるんだけど、
私たち兄弟は似てるってよく言われるから、
私もそんなふうに見えていたら良いなと思っている。
種族が人間になっているのは、
人間の血の方が多いから。
魔力はきっと、エルフに似てる。
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Kira(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます！励みになります。頑張ります！ (2021年2月24日 18時) (
レス) id: 8a6f8cf0e7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 楽しく読ませて頂いてます。ソクジンさんが謎多き存在で気になって仕方ありません。これから先も楽しみです！ (2021年2月24日 9時) (レス) id: 61ad699180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kira | 作成日時：2021年1月31日 17時
