保健室のモトキ先生 (ページ21)

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☆番外編☆ 仕返しページ21

Motoki side

この前、先生をからかってから数日。
部活やら委員会やらで全然会いに行けてない。
正直、先生不足。

『失礼しまーす。先生、いる？』

長い沈黙。
不在なら待ってようかと保健室奥に入っていく。
するとソファの上に動く影。

『ん？せんせー？……寝てる？』

白衣を半分だけ脱いで本の山の枕で寝てるA先生。
うーん、なんとも言えないエrさ……。

『そんな可愛いとまた悪戯したくなっちゃうよ？』

キスでもしてやろうかと顔を近付けた瞬間、
先生の目がバチッと開いた。
やべ、と思ったのも束の間、俺は床にうつ伏せにされていた。

「引っかかったね？この前の仕返し。」

と言って俺の脇腹をくすぐる。

『いひひっｗｗｗちょっｗｗせんせっｗｗｗくるしっｗｗ』

「大人の色仕掛けに引っかかるなんてまだまだ子供ね」

ふふん、と顔を見ずとも分かるドヤ顔で
勝ち誇ったようにくすぐり続ける。
こんな子供みたいな仕返しに屈してる自分が恥ずかしい。

『もうしないからｗｗｗ許してっｗｗｗ』

「本当に？約束？」

『約束約束っｗｗｗうひっｗｗｗ』

「じゃあ許してあげる」

背中をペチっと叩いて俺の上から退く。
まだ横っ腹が引きつってる笑

『仕返しが子供みたいだね先生』

「相手が子供だから丁度いいでしょ？」

先生は俺をただの生意気な子供、
としか思ってくれてないんだなって思うと何か寂しい。

(ちゃんと男として見てほしいんだけどなぁ)

まぁいつか必ずプロポーズしてやるんだけどね(´･ー･`)ﾌﾌﾝ

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作者の來琉です。
コメントしてくださった方々ありがとうございました。
その結果、続きが気になるという意見をいただいたので
次の話からは2人をくっつける方向で行きます！

よろしくお願いします。

2018-08-29