記憶がなくなりあっても 【黄】

第4話 ページ6

るぅとside


最近、歩けるようにはなったんだけれども、リハビリが大変でね…


松葉杖を使いながら病院を探検していると

るぅと「ピアノだ」

ピアノが置いてある子供の広場があった。

そこにはいろんな楽器があって、鈴とかリコーダーとか、おもちゃのギターもあった。


るぅと「すみません。そこのピアノってひいていいんですか？」

看護師さんに聞いてみると、午前7時から午後7時までは自由に使っていいらしい



ひいてみるか…


僕はそっと鍵盤に指を置いた。

すると

「おにーさん、何かひいてくれるの？」

1人の女の子が話しかけてきた。

すると男女問わず複数人の子達も近寄ってきた。


可愛いなぁ…

るぅと「えぇーとね、アンパン○ンのマーチひけるよ？」

すると盛り上がる広場。

もっと難しいのひけるけど、子供達には訳わからんもんね(笑)

〜〜♪ﾟ.+:｡∩ﾟ.+:｡〜〜


「おにーさん凄い！」

「もっとひいて！もっとひいて！」

「僕仮面ライダー聞きたい！」

「かっけー！」


場は凄く盛り上がった。赤ちゃんのライブみたい。


そう考えるとメンバーとやるライブが恋しくなって来ちゃった(笑)


るぅと「おにーさんね、ギターもひけるんだよ？」

固い体を起こしながらプラスチックのちっちゃなギターをもった。

それで適当に曲を引いていると









『それ凄いですね』

と女の人に声をかけられた。

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