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ジョンインがチョコバナナを食べ終わり、いざ、ギョンスさんたちが歌声を披露するらしい教室へと向かう。
大学の講義室みたいな、広い教室。壇の上にはもう既に楽器がセットされていて、開演15分前の今は女の子たちの熱気で凄いことになっている。
そりゃ、みんなかっこいいものね。
『どこに座る？』
『ヒョンに席取っといてもらった、こっち。』
私の手をガシッ、と掴んで、彼はまっすぐ歩き出す。
あのー、ジョンインさん。女の子たち、ざわざわしてるんですけど。
『あのー、』
『気にしないで、気にしちゃダメ。』
グッと私の手を握る手に力をこめて、小声で私の言葉を遮った彼。
・・・あの、そんなに握られるとうっ血しちゃいそうです、手も心も。
『あ、あった・・・。』
そう言うジョンインの視線の先。そこには紙にデカデカと
[ジョンイン＆Aちゃんの席！予約済！！]
とごてごてしい彩色で書いてあった。きっとギョンスさんはこんなことしないだろう。
『ジョンデヒョンチャニョリヒョンめ・・・。』
ジョンインの読みで間違いない。彼らならやりかねなさそうだ。
席に座って、目の前に設置されたドラムセットを見る。ビーグルのステッカー。
『ジョンイン、なんであれ、ビーグルなの？』
『ヒョン達、あまりにもきゃんきゃんうるさいからビーグルって呼ばれてんだ。それで、ビートルズ文字ってビーグルズ。だからあのステッカーなの。』
『ビーグルズ・・・。』
『あのヒョン達もなかなかだよね。』
『おーい、ジョンイナ！』
『あ、ヒョン達！！』
EXOの大学生メンバーは、どうやらこれまたごてごてしい紙と一緒に写真撮影をしていたらしい。ルハンさんとクリスさんが手を振り歩いてくる。
『Aちゃん可愛かったよ。』
『あ、りがとうございますルハンさん。』
『ちょっとヒョン人の彼女口説かないで！！』
『ジョンイナ、ヒチョルヒョンが許したのか！？』
『まぁ、』
よかったなー！とクリスオッパに頭をぐしゃぐしゃされて、むっ、とした表情をしたけど、その表情もすぐに元通りだ。
そんなときにブザーが鳴り響いて、いそいそと席に戻っていく大学生2人。ライトで照らされたステージに4人が表れて、悲鳴が上がる。
歌いだしたギョンスさんに思わず目を見開いた。だって、とっても優しい歌声なんだもん。チャニョルさんはドラムか、似合うなぁ。
『すごいでしょ？』
『うん！』
私の答えに、ジョンインは満足そうにうなずいた。
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@KI(プロフ) - こなつさん» コメントありがとうございます^ ^ 私だったら発狂ですね・・・笑 ヒ様お兄ちゃんだと、簡単には彼氏は作れなさそうですね笑 これからもよろしくお願いします。 (2015年5月27日 21時) (
レス) id: 312749a64a (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 初めましてm(__)m豪華過ぎる人達に囲まれて主人公ちゃんはホントに幸せ者ですね！ヒ様が兄とか…憧れます(^O^)続編待ってます!! (2015年5月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 7e8c6396b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@KI | 作成日時：2015年3月31日 22時
