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がちゃり、と開かれた扉、そこにはラフな格好のAがいて、なんだか、本当に恥ずかしい。
ベッドの横までスタスタと歩いて来て、そこで急停止した彼女と目を合わせる。
『・・・。』
『・・・。』
『・・・とりあえず・・・寝ようよ。』
『う、ん。』
セミダブルぐらいの、お世辞でも2人で寝れるとは言えないベッドの端いっぱいまでよって、Aが入ってこれるスペースを作る。
静かに入ってきた彼女は、俺と向き合っているものの、顔を下に向けていて見えない。そして、見えない壁でもあるかのような微妙な距離。
・・・こうなるとは、思ってました。
『あのさ、』
『うん、』
『まず顔あげて、よ。』
ぎぃぃぃぃぃ、って音がしそうなほどゆっくり顔を上げたAは、茹でタコのように真っ赤だ。
襲いはしません、絶対に・・・多分。
『それに、』
『？』
『こうしてれば、顔は見えないし。』
『ひぎゃぁ！！ちょっとジョンインなにして！』
『うるさい、寝る。』
誤解しないでほしい、ただ俺は見えない壁を取っ払って抱きしめただけである。あれ、有罪？
自分の鼓動も早鐘を打っているが、Aの鼓動はもっと早くて。
抱き枕を抱きしめるよりも暖かいその感覚が、すぐさま俺らを眠りへと押し込んだ。
『ただいまー・・・おうおうおう。』
お盛んなことで。
口には出さず、2人が寝るベッドへ足を近づける。無音カメラの準備よーし、光の調節よーし、角度よーし、はいキムチー。
2人には、もう少し眠ってもらうとして。
『あれ、Aは？』
『彼氏とおねんねしてる。』
『わーなんかリアル。もうそんな歳か。僕ももう不要かな？』
『んなわけねーよチョウミ。ミーミグーグに会いたいって言ってたぞ。』
じゃぁ、まだ大丈夫そうだね。
笑ってそう言うチョウミ。彼氏のように車で送り迎えまでしていたチョウミの顔は、ちょっと悲しそうだ。
そりゃ、そうだよなぁ、俺だってそう思うよ、あんなに面倒見てきた妹をぽっと出の男がかっさらって行っちまったんだもん、悲しいよ。
・・・俺、全国の娘を持つお父さんの気持ちわかっちゃったよ、子供いねーのに。
『ま、あいつはまだ俺らの妹、だよ。』
『その妹と彼氏が寝てる写真をグループトークに貼るなんて、ヒョンも性格悪いね。』
『ちょっくら炎上させとこうと思ってな、Aのカカオ。』
『サイテーなヒョンだよ。笑』
『・・・な、何この数。』
『え？』
続く (更新停止中)
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@KI(プロフ) - こなつさん» コメントありがとうございます^ ^ 私だったら発狂ですね・・・笑 ヒ様お兄ちゃんだと、簡単には彼氏は作れなさそうですね笑 これからもよろしくお願いします。 (2015年5月27日 21時) (
レス) id: 312749a64a (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 初めましてm(__)m豪華過ぎる人達に囲まれて主人公ちゃんはホントに幸せ者ですね！ヒ様が兄とか…憧れます(^O^)続編待ってます!! (2015年5月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 7e8c6396b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@KI | 作成日時：2015年3月31日 22時
