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まぁそれからぐんぐんと時は進む。
変わり映えのしない学校、ヒョーン、と遊びにくる隣の学校へ入学したジェジュンとユノ。
それに手を振る横のハンギョン。笑窪を出して笑うジョンス。
そして、日に日に大きくなっていく母さんの腹。
大きくなり方が風船の様で、何度針で刺して破裂させてみたい、と思っただろうか。
そう思うと同時に、ダメだ、と心が牽制する。
妹、なんだから。と。
『お袋さん、大丈夫そう？』
『あぁ、つわりのつの字もねぇ。毎日モリモリ食ってるよ。』
そう、と笑うハンギョン。
妹ができることは、ハンギョンにしか言ってなかった。恥ずかしくて。親もいい年なのに、またか、って、思われるのが、息子として凄く恥ずかしかった。
『ヒチョラ。』
『ん？』
『妹生まれたらさ、俺にちゃんと見せてよね。隠さないで。』
『・・・わかってる。』
コイツはなんでも知っている。
俺が妹に対して抱いている感情も、妹が生まれたらどうするのかも。
季節はまた秋から冬に変わろうとしてて、出産予定日はクリスマスイブになっていた。
大きな腹を抱えて家中を歩く母さんのしんどそうな顔を見ていたら、なんだか悲しくなる。でも時折、お腹を愛おしそうに撫でるから、母さんは幸せそうだ。
『ヒチョラ。』
『何。』
『ちょっとおいで。』
ソファーに腰掛ける母さんの横に、呼ばれるまま座った。にっこり笑って、俺に話しかける。
『ヒチョラ、お腹触ってごらん。』
『え、』
『遠慮しないいで、ほら。』
グン、と腕を引かれて、お腹を触る。
途端に感じる、人以上の暖かさに、トン、トン、と蹴り上げられるような響き。
『ご機嫌だわ、オッパが横にいるからね。』
『わかんのか、そんなこと。』
『えぇ。この子、パパが横にいてもよく反応するのよ。』
ヒチョラもそうだった。そう言って母さんは笑った。
俺も、そうだったんだ。こっ恥ずかしくて聞けなかった、赤ん坊のころの話。
『ヒチョラ。あなたがどんな人になろうと、どんな仕事をしようと、ヒチョラが決めた道なら応援するわ。でもね、忘れないでいて。人は、人の暖かさ無しには生きていけないの。』
もしトップに立つなら、尚更よ。
そう言って母さんはまた笑った。自分の母親ながらに、綺麗だ、と思った。
そして、気持ちの整理すらできてないまま、妹は予定日きっちりに出てきた。
・・・なかなか、できた妹だ。
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@KI(プロフ) - こなつさん» コメントありがとうございます^ ^ 私だったら発狂ですね・・・笑 ヒ様お兄ちゃんだと、簡単には彼氏は作れなさそうですね笑 これからもよろしくお願いします。 (2015年5月27日 21時) (
レス) id: 312749a64a (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 初めましてm(__)m豪華過ぎる人達に囲まれて主人公ちゃんはホントに幸せ者ですね！ヒ様が兄とか…憧れます(^O^)続編待ってます!! (2015年5月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 7e8c6396b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@KI | 作成日時：2015年3月31日 22時
