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『テムちゃん遅っ・・・！』
あ、やべ、テミンじゃなかった、って顔。
テムちゃんは帰りましたよ〜だ。
って、双子に嫉妬してどうする、俺。
『き、着替えようと思って、はは、』
『うん、テミンと一緒にいたの知ってる。テミンはさっきヒチョルさんと帰った。』
『あ、そうなんだ、って、え？帰った？！』
トイレ行くって言ってたのに、と頭を抱えてため息をつくA。そんな彼女はま赤ずきんのままだ。
・・・着替えちゃ、勿体無いでしょう？
『ねぇ、ちょっとそこ座って。』
『え？あ、はい。』
運命なのかなんなのか、2番目のベッドに腰を下ろしたAの横に座る。彼女は、何もない水色のカーテンをずっと眺めている。
『今日、こないと思った。』
『うん。』
『どうだった？楽しかった？』
『うん。』
うん、しか返ってこない返事。でも、なんだか居心地はいい。そのまま、盛り上がっている外の人の声だけが耳に入る。
『それ、似合ってる。』
『あ、りがとう。ジョンインもスーツ、にあって、たよ。』
恥ずかしそうにそっぽ向きながら言う姿に、どうしても笑みがこぼれる。全く、可愛い以外の何物でもない。
『ねぇ、返事は？』
『はへっ！？』
軽いノリで言えば、曲がり角で隠れてわっ！！って驚かされたみたいな反応をするAは、あー、とフリーズしている。
まさか、こいつ、
『ねぇ、答え考えてないとか言わないよね？』
『いや、そうじゃないの！もう答えは決まってるの！！』
手をブンブンと降って否定するA。だけど、とその手を止め、下を向く。
『なんて言ったらいいか、わかんない・・・。』
完全に俯いた彼女は、ひどく緊張しているように見えた。その姿が、俺を拒絶するんじゃないかと心配で、焦りが募ってしまう。
『どうしたら、言える？』
『え？』
『どうしたら、言える？俺なんでもする。』
大きく目を見開いた彼女は、そのまま俺を見つめてる。でっかい目がもっとでっかくなって、どっかのでっかいビーグルに見えてきた。
・・・あのヒョンはこんなに可愛くないけど。
『・・・もう一回、言って？』
『、何を？』
『もう一回だけ、あの時の言葉、言ってほしい。その勢いで私も頑張る。』
そう言って俺をみた彼女の顔は、どうやら本気みたいだ。
・・・何度でも言うよ、返事が聞けるなら。
『1年の時から好きだった。俺と付き合って。』
君にはこの言葉が、必要なんでしょ？
だったら、何度でも言うよ。
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@KI(プロフ) - こなつさん» コメントありがとうございます^ ^ 私だったら発狂ですね・・・笑 ヒ様お兄ちゃんだと、簡単には彼氏は作れなさそうですね笑 これからもよろしくお願いします。 (2015年5月27日 21時) (
レス) id: 312749a64a (このIDを非表示/違反報告)
こなつ(プロフ) - 初めましてm(__)m豪華過ぎる人達に囲まれて主人公ちゃんはホントに幸せ者ですね！ヒ様が兄とか…憧れます(^O^)続編待ってます!! (2015年5月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 7e8c6396b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@KI | 作成日時：2015年3月31日 22時
