ファンのため[和牛] ページ3
川西side
最近、相方の様子が変や。
川西「水田くん?これって……」
水田「え？ネタやで。」
何時もの和牛のネタとは違う。全然おもんない。
川西「こんなんネタなんかとちゃう。なんやねんこれ…」
水田「ファンのためや。」
ファンのため？
川西「ファンのためにこんなん作ったん??」
水田「こんなんって言うな。」
川西「変や！水田くんはこんな人や無い！」
…………言い過ぎたかな……いや、でも変やもん。
水田「落ち着け、賢志朗。俺はいつも通りやって。」
川西「でもっ…」
水田「疲れてんねん、水でも飲め。」
渡された水を飲む。確かに…俺の気のせいかも…
川西「……水……た…これ…」
これ………アカン…薬か？
水田「ファンのため、や。」
川西「水田…止め………んんっ…」
あれからしばらくの月日が流れた。
あの日を境にそういう行為が増えた。
川西「もう、耐えられへん…」
水田がおかしくなった。いったいいつからやったんや？
川西「あ、更新されてる。」
あれから自分達のファンが記している小説、ブログ、何もかも全てチェックしている。
水田がそれ通りに行動しようとするから避けるためだ。
川西「…はぁ……………」
正直、自分のそういうものを見るのは気分が悪い。
川西「…………え……」
とんでもない小説を目にした。画面の一番下の方。
人気こそそこそこだが、これがアイツの目についたら大変なことになる。
水田「賢志朗。俺さ、もう疲れた。」
背後でその声を聞き、俺はスマホを落としそうになった。
その小説の書き出しと全く同じだったからだ。
川西「どうしたん…水田?」
水田「………分かるやろ？？」
包丁を持った水田が静かにそう言った。
川西「ほ、包丁はそんな風にして使うもんちゃうぞ！」
水田「せやな、でもな、ファンのためやねん。」
何で……何でそんなこと言うねん……
川西「もう……ファンなんか要らん…」
水田「………今…何て言うた？」
川西「ファンなんか要ら……」
痛い。何でそんなことするん？
水田「ファンが居るから俺らは成り立つねん。」
川西「や…だ………」
水田「ファンを捨てた、お前は要らん。」
視界が暗くなる。もう……無理なんや。
水田「俺も逝くな。」
川西「………………」
水田「これは、ファンのためちゃうで。」
水田が何か言っている。何も…聞こえない。でもきっとファンの事やろ…
水田「賢志朗。お前のためやで。」
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キュー助 - ミサキさん» 申し訳ありません。検討はしたんですが女性とのそういった関係がフラグに引っ掛かってしまうみたいです……今作、次回作ともそういった作品の製作が難しくなり削除せざるを得ないかなと…男性同士は許容範囲らしいのでまた是非ともよろしくお願いします。 (2022年1月22日 23時) (
レス) id: 915594a532 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 質問なんですが、続編はやらないのですか？ただ単純にやらないのかなぁ…と思っただけです！( ˊᵕˋ ;)💦 (2021年11月5日 0時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - わかりました！お願いします！ (2021年9月4日 11時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - わかりました〜！お願いします！ (2021年9月4日 11時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
虎のすけ - キュー助さん» 分かりました！ありがとうございます！ (2021年9月3日 17時) (レス) id: 403205b86e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キュー助 | 作成日時：2021年1月22日 6時
