SMILE～噂の3兄弟～ (ページ6)

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廉と海人の秘密ページ6

紫耀は友達と出かけているらしく珍しく家に2人きりの廉と海人。

廉「ゲームやろ。ゲーム。」

海人「うんっ！」

リビングにお菓子を持って来てゲームの用意をする2人。

その姿は双子のよう。

何故かこの2人は昔から双子だと思われる事が多かった。

歳もそんなに変わらないのもあるのかもしれない。

それもあってか2人の仲も良く、紫耀が嫉妬する程だ。

海人「ねぇれんー？」

廉「んー？」

海人「俺ね、高校に行ったらやりたい事いっぱいあるんだ。」

廉「例えば？」

海人「紫耀みたいにピアス開けてねー…」

廉「ちょっと待った。」

海人「へ？」

海人のこの話を聞いて少し焦る廉。

それもそうだ。

廉「それ紫耀は知ってるん？」

海人「え？言ってないよー？」

廉「ふぅ…なら良かったわ…。」

こんなことを聞いたら紫耀が大変なことになる。

紫耀の海人への過保護っぷりは凄まじい。

廉でさえ

「ピアスは開けるな」

「髪は染めるな」

と入学前に止められていた。

彼の場合はその気はサラサラなかった様なので問題はなかった。

けどこれが海人となれば別の話だ。

ショックで倒れるかもしれない。

廉「海人。」

海人「なにー？」

廉「この話は俺と海人だけの秘密やで。な？」

海人「秘密…！うんっ！わかった！」

海人は

「2人だけの秘密」

という言葉に惹かれたのか嬉しそうに返事をしているし何も疑ってはいる様子はない。

この話は聞かなかったことにしよう

そう決めた廉だった。