Episode23 -3 ページ30
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「あ、翔さん、きましたよエレベーター」
「ふっ、そうだな」
笑いながら言う翔さんと並んで乗り込む。
扉が閉まると翔さんは取り出したカードキーをカードリーダーにかざした。
青いランプが点滅して連動するようにずいぶん上の方のフロアのボタンが点灯する。
その横に小さく書かれた文字を何気なく読んで私は言葉を失くした。
エグゼクティブスイート…って普通のスイートと違うの？どうなの？
あまりにも私には縁のないもの過ぎてよくわからないけれど、文字通りならばスイートルームの一種なのだろう。
そんな場所を定宿として押さえているなんてどういうことなのか私にはイマイチ理解できない。
ただおそらくは、翔さんは私が思っているよりずっといわゆるお金のある人なのだろうと想像されるのだった。
まず驚いたのはエレベーターを降りたところにさらに自動ドアが設置されているところだった。
どうやらこのフロアのカードキーを持っていないとこの中に入れない仕組みらしい。
そのドアを通り抜けて一番奥の角部屋が翔さんが宿泊している部屋のようだった。
「散らかってるけど、どうぞ」
「お邪魔します…」
ドキドキしながら翔さんに促されて部屋へと足を踏み入れる。
「そこのスリッパ使っていいよ」
「ありがとうございます」
スリッパに足を引っかけて部屋の奥へと進めば、そこにはとても豪華な空間が広がっていた。
散らかっている様子はみじんもない。
おそらく窓があるのだろう場所は落ち着いたワインレッドのカーテンで覆われていた。
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iCHiKA(プロフ) - shiさん» 一気読みとはありがとうございます！ドキドキしていただけたとのこととても嬉しいです。更新がゆっくりではありますが引き続きお楽しみいただけるよう頑張らせていただきますね。 (2020年5月19日 20時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
shi(プロフ) - はじめまして。一気に読むほど話に入り込み集中しました！！紳士的な翔さんから裏の顔まで…ドキドキして楽しみました！また次回の更新楽しみしています！ (2020年5月18日 20時) (レス) id: 36d011e7a3 (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - あまさん» ご心配いただきありがとうございます(^ ^) だいぶ更新を滞らせてしまいましたがおかげさまで体調はずいぶん落ち着きました。優しいお言葉をありがとうございます。更新はゆっくりになるかもしれませんが、お付き合いいただけたら嬉しく思います。 (2020年5月18日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
あま - 落ち着いたんですね!! 本当に良かったです!! これからも、iCHiKAさんのペースでいいので、待ってます!! どうか、無理されないように頑張ってください!!! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 621034dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» なるほど、その手もありましたね！ですが今回のはただの電話の描写なので複雑なものではないのです(^◇^;) 一応、迷惑をかけている現状においてヒロインちゃんの自信のなさを「聞き間違いじゃないかな？」という描写で表現する際の描写アイテムのひとつです。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年4月7日 13時
