《緑色の彼とお花》 ページ4
......よし、学生組は全員学校に行ったな!
俺はじゃぱぱ。からぴちのリーダー兼、この虹色シェアハウスのリーダーでもある。
よし!今日も動画の編集やるか……!
俺は自室に戻り、動画の編集をやり始めた。
〜数時間後
「ぜっ、全っ然終わんねぇ……」
やばい……今までサボり続けてたつけが回ってきたのか……?
これは誰かに手伝ってもらうしかない……。
たっつんは確定で、のあさんは……家事とかで忙しそうだし、うりともふくんに手伝ってもらうか…….!
俺は3人の部屋に行って、手伝ってもらえるように頼んだ。
3人とも丁度暇だったので、俺、たっつん、うり、もふくんの4人で動画編集を進めることになった。
*
うり「じゃぱぱ!この動画終わったよ!」
たっつん「こっちも丁度終わったで!」
もふ「俺も今終わったところ」
「俺も終わった!」
てことは……
全員「しゃー!終わったーー!!!」
やっと、終わった……。
のあ「皆さんお疲れ様です!動画編集をしている間に、クッキーが焼けたので、レモンティーと一緒に頂きましょう!」
うり「わ〜!美味そう!」
たっつん「このチョコクッキー、めっちゃサクサクや!」
「うまっ!のあさんはほんと凄いよ!」
もふ「うん…….美味しい(*´-`)」
のあ「いえいえ、皆さんが動画編集を頑張っていたからですよ!」
のあさんはほんと、優しいなぁ……。
そんな風に、みんなで楽しく過ごしたかったのに
「……ッッ!」
……地獄の時間がきた。
「……ごめん、俺ちょっとトイレ行ってくる。」
のあ「……?行ってらっしゃい!」
「……うん」
トイレに行き、いつものように口からとあるものを吐く。
「っ……オエッッ……」
便座の中に浮かんでいるのは
───────花だ。
そう、俺は花吐き病を患っている。
俺だって本当は嫌だ。
自分の口から花が出てきてるなんて、気持ち悪いし、考えたくもない。
しかも花吐き病の治療法は「好きな人と両思いになる」こと。
俺が昔から恋焦がれているのは、のあさんだ。
だけどのあさんは、俺のことを少しも恋愛対象として見てないだろう。
そんなこと、昔から分かっていた。
だから俺は、このことを誰にも話さない。
みんなに迷惑をかけたく無いし、それに嫌われるのはもっと嫌だ。
俺には……みんなしかいないから。
たっつん「おーい!じゃぱぱ〜!早よ戻ってこないとクッキー食べ切るぞー!」
リビングからたっつんの声が聞こえる。
「うん!今行く!」
俺はいつも通り、笑顔を絶やさずみんなの前で明るく振る舞う。
───────それが、リーダーの使命だから。
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N a r u . - 闇落ちみたらし@エタフェア所属さん» ありがとうございます! (2022年9月10日 13時) (レス) id: 1cb4a4c603 (このIDを非表示/違反報告)
闇落ちみたらし@エタフェア所属(プロフ) - あ…あの!めっちゃ好きです!皆秘密を抱えてて…でもそれを晒さない優しさッ…続きがすごく気になります!お気に入り失礼しますm(__)m 更新頑張ってください! (2022年9月8日 18時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
N a r u . - 霧隠紫音さん» ありゃりゃりゃりゃととと!(*´꒳`*) (2022年9月5日 20時) (レス) id: 1cb4a4c603 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - しらたまさん» Yes!Of corse,ちょこまろさん is very cute!! (2022年8月25日 19時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - 霧隠紫音さん» エ? (2022年8月25日 13時) (レス) id: 1fda954508 (このIDを非表示/違反報告)
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