プロローグ ページ2
…はぁ、なんでだよ。
俺、橋田狼斗は、このなんちゃらロード？ってとこのスタジアムに整列している。何を待っているのかサッパリ分からない。てか回りにはあの雷門中や新雲、他にも名門校がズラーッと。サッカー部の行列が。
いやなんで！？なんで俺呼ばれてんの！？俺帰宅部なんだけど！？帰宅部だから本来なら呼ばれない筈なんだよね！？ねえなんで！？
「…お前うるせえよ。てかお前なんで俺らがここにいるか知らねえの？」
先輩が俺に振り向いて言う。
「はっはい…」
「日本代表に選ばれるかもしれないからだよ」
「…えっえっ？日本代表？」
「そうだよ。お前サッカーやってたんだろ？だから連れてきてやった。まあお前に俺の日本代表のユニフォーム姿を見せつけてやるのが俺の目的だけどな」
この先輩クソうざいな。いつもの事だから慣れたわもう。
「でもこんな弱小校から選ばれる訳がnがはっ！」
強烈なパンチを腹に貰った。
「俺らにもお呼びがかかったんだよ。お前は黙ってろ」
いや俺確かにサッカーやってたけどもさぁ…。
もう1年近くやってないんだぜ？サッカー。もうサッカーに対する熱は冷めたよ。
「私が、イナズマジャパン監督の黒岩流星だ」
うおびっくりした、気づかんかったわ。おっさんおったんか。
「これより、日本代表となる新生イナズマジャパンを発表する！」
ハイハイどうせ選ばれねーんだからはよ発表しろ。帰りたい。
「ただし、本日選ばれるのは12名のみだ」
さらにチャンス減ったな。てか12て微妙やな。ベンチ枠設けるならもっと選んでやれよ。
「それでは発表する。まずはイナズマジャパンキャプテン…松風天馬！」
はよ次言え。
「神童拓人」
「剣城京介」
「瞬木隼人」
「野咲さくら」
「九坂隆二」
「真名部陣一郎」
「鉄角真」
「森村好葉」
「皆帆和人」
「井吹宗正」
「橋田狼斗」
あーやっと終わった。はよ帰らせろ。
「以上、12名だ！」
………へ？
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作者名：名無 | 作成日時：2020年1月30日 21時
