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———不動高校
男「これって、うちの高校の金田一だってよ。」
女「3人殺してるってやば…」
美雪と竜太くんと歩いていれば様々なところで飛び交う言葉。
美「一ちゃん…」
つらそうな表情を見せる美雪。絶対真犯人の手がかりを見つけてやる！
校門に目を向ければ警察車両が停まる。剣持さんかな？同じように気づいた美雪の後を竜太くんと追いかける。
美「剣持さん！」
剣「やぁ」
美「一ちゃんは？」
剣「まだ行方不明だ…今日はこれを返しに来たんだ。」
そう言って剣持さんは竜太くんのiPadを差し出す。
竜「何か分かりましたか？」
剣「いや…では、私はこれで。」
剣持さんも捜査で疲れているのか声に覇気がない。
美「あの！剣持さんは、一ちゃんが殺人犯だなんて思ってませんよね？一ちゃんは絶対犯人じゃないです。」
美雪のそんな言葉にもつらそうな顔を見せながらパトカーに戻る剣持さん。
「美雪…大丈夫！…確信はないけど私たちが…ううん、美雪が1番金田一くんのこと理解してるじゃん！信じて待とう？」
美「名前…」
こんな悲しい表情美雪にさせて金田一くんってばどこにいるのか…ここはやっぱり竜太くんにも協力してもらって居場所を突き止めるしかないかな。
「ねぇ竜太くんさー…あれ？」
美「佐木くんは？」
「竜太くーん？…はぁ、男の子って皆勝手なんだから。」
美雪もうんうん、と頷く。周りを見渡すがやはり竜太くんはいなさそう。
「はぁ…教室戻ろ？」
美「そうだね。」
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作者名：はんぺん | 作成日時：2022年7月29日 11時
