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剣「そこまでわかっていたのなら彼らを告発することも出来たのでは？」
伊「もちろん最初はそうするつもりで証拠を固めていった。でも彼らを接待した時奴らの口から直接聞いてしまったんだよ。娘のことを。」
思い出しながら話す伊豆丸さんは苦痛に耐えるように顔を歪める。
潮"1年ほど前ちょうど小児癌の子供が見つかってね？僕の見立てじゃ他の治療で充分治ったと思うんだけど、影尾先生が新薬の治験データに小児癌の適応実験が欲しいっていうからその子が悪性の癌ってことにして無理やり投薬始めちゃったんだよね。そしたら案の定激烈な副作用出ちゃってさぁ。"
カルテを改ざんして誤魔化した、親ならたまらないよと笑っていたらしい潮さんを思い出し、拳を握りながら震える伊豆丸さんに涙が込み上げてくる。
その時、伊豆丸さんの心に悪魔が生まれたのだと思う。
伊「でも、これでもう全て終わった。私にやり残した事はもうないよ…刑事さん、申し訳ない。罪を償います。」
剣「…はい。」
伊「金田一くん。俺は気づいた時には大切なものを無くしてた。君も推理にばかり夢中になっていると、俺みたいになっちまうぞ。」
そう言い残して連行された伊豆丸さん。悲しい背中に私は何も言えなかった。
エントランスに向かう皆についていくが気分は落ちたまま。涙もやっと止まった。
竜「名前先輩？大丈夫ですか…？」
「ん？あぁ、ごめんね！大丈夫！」
そう言って涙を拭おうとすればギュッと掴まれる腕。
竜「我慢しないでください。僕、見てませんから。」
「竜太く…っ！」
ふわりと抱きしめられ肩口に顔を付けられる。頭を優しく撫でる手に一度止まった涙が再び溢れ出す。
「なんで…伊豆丸さん…」
静かに落ちる涙と共に孤独なセイレーンと化した伊豆丸さんの事件は幕を閉じた。
船に乗り込み、鮮やかな空と離れゆく島をぼーっと眺める。散々な旅行になっちゃったな…。
右「ねぇ金田一くん！あなたの事雑誌の記事にしたいんだけど…今度ゆっくり君の経験談聞かせてくれない？」
一「ゆっくりですか？」
鼻の下伸ばして美人な右竜さんの話に乗ろうとする金田一くん。隣の美雪は憤慨している。
竜「あれ？そんなに心配ですか？」
美「は？なんで私が心配すんのよ！」
竜太くんが再生した動画には金田一くんの役に立ててご満悦の美雪。
…ま、こちらは平和が戻ってよかったかな。
聖恋島殺人事件(完)
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結奈 - 最後に全く別作品の所に書いてしまい本当に すみませんでした。。。 (2023年3月2日 19時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - またまた続けてのコメントですみません。。。 それ以前のお話はないのでしょうか？ (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - また続けてのコメントですみません。。。 何故物語は途中からなんでしょうか？ 猫、天敵現るこれって4日前に放送されたやつ ですよね？ (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m すききらい、すき!のほうはコメントの書き込みが出来なかったので。。。 このすききらい、すき!ドラマ視聴しながらと ありますが。。。 (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 別作品の所に書き込んでしまいすみません。。。 すききらい、すき!のほうはコメントの書き込みが出来なかったので。。。 (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん | 作成日時：2022年7月4日 10時
