・ ページ47
.
一「ここに2つの紙コップと１つのボールがある。」
そう言って金田一くんがみんなの前で披露したのはさっき美雪が見せてくれたマジック。
一「そう、死体は2つあったんだよ。いや、1つは死体のフリをした伊豆丸さん自身だったけどね。」
模型のコテージと小屋にそれぞれ紙コップを置く。黒いボールは伊豆丸さん、青いボールは影尾さん、赤はこのトリックを成功させる重要なアイテムX、白はこのトリックショーの観客＝私たち。
影尾さんを探しに白と黒は小屋のカップに目の前の桟橋を利用して向かう。しかし鍵がかかっていた為、反対側に周ろうときた道を戻る。
一「俺たちがセンターコテージを通ることでそこに何もないことを確認させられたんだ。」
そして全員がセンターコテージを通過するのを見計らい黒、つまり伊豆丸さんは行動に出た。
予め薬で眠らせていた影尾さんを物陰から引き摺り出し殺害。再び目の前の桟橋を使って小屋へ。隠し持っていた鍵でドアを開け、用意していた板入りのライフジャケットに銛を刺し、それを着てフードを被り影尾さんとそっくりな格好で横たわる。
一「反対側の桟橋から到着した俺たちに横たわった自分が影尾さんだと思わせ、小屋の灯りを消した後反対側のドアを開けアンタはあるものを海に投げ入れた。」
それが赤、X＝サイリウム。潮の流れを計算し利用して犯人がコテージに移動しているように見せかけた。
一「そして後ろのドアから出て俺たちに合流し、一緒に影尾さんの死体を発見したフリをして皆とずっと一緒にいたと言うアリバイを手に入れたんだ。」
伊「そんなのは君の推測だってだけで証拠にはならんだろう。私が確実に犯人だって証拠があるのか？」
伊豆丸さんがそう言った時、皆がここまでかと思うが金田一くんはニヤリと笑う。
剣「一！すまん、遅くなって。思ったより手間どっちまって。」
その手には集められた寒野さんの手紙が握られていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結奈 - 最後に全く別作品の所に書いてしまい本当に すみませんでした。。。 (2023年3月2日 19時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - またまた続けてのコメントですみません。。。 それ以前のお話はないのでしょうか？ (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - また続けてのコメントですみません。。。 何故物語は途中からなんでしょうか？ 猫、天敵現るこれって4日前に放送されたやつ ですよね？ (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - 続けてのコメントですみませんm(._.)m すききらい、すき!のほうはコメントの書き込みが出来なかったので。。。 このすききらい、すき!ドラマ視聴しながらと ありますが。。。 (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結奈 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 別作品の所に書き込んでしまいすみません。。。 すききらい、すき!のほうはコメントの書き込みが出来なかったので。。。 (2023年3月2日 19時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はんぺん | 作成日時：2022年7月4日 10時
