*.覚めることのない夢を。【アニカビ】

12. ページ13

朝早く目が覚めたわたしは、


顔を洗って外に出ることにした。






「どうした、早いな」


『わっ？！』





水道で顔を洗っていると、後ろから鼻にかかったような低い声が聞こえた。


いつも気づいたらメタくん…(


胸が高鳴る。





マントだけのわたしと違って、仮面や肩当てまですでにごちゃごちゃつけている。






『メタくんは仮面をつけたまま寝るんだね』


「…ああ、同室に部下がいるときはな」



ソードくんとブレイドくんかぁ

(↑勝手にくん付け笑)




『なんで？』


「見られたくないからだ」


『ふーん…なんで？』


「…見られたくないからだ。」




なんじゃそりゃ




マントで顔を拭ってふう、と息をつく。




「どこに行くんだ」


『街のパトロール』





魔獣がいたら倒して…


と言いかけて思い出して口をつぐむ。



病気のこと。


今度攻撃したらわたしの体には何が起きてしまうのか。



思い出したように腕が再びびり、と痛んだ。


なんとなく黙りこんでしまう。




「そうか、銀河最強の戦士の娘の戦いっぷりを私もまた見たいものだな」


『…そうだね…』




心が苦しくなって、


わたしは駆け足で城を出ていった。




…




更新サボってすみません( ; ; )


頑張って週2くらいは書けるようにします！！

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