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check-6 ページ21
大助はAから葉巻のケースを受け取り、吸い始める。
いつぞやの加藤のように、階段を登って来る音がする。
「よお」
普段話しかけてこない声がしたため後ろを向くと、そこには仲本が立っていた。
「その時が来たようだぜ。お前がやったんだろ」
その頃、加藤は清水を問いただしていた。
「部長、あれはどういう意味なんです！」
「何で長さんはあそこまで」
清水は徐に立ち上がると、とある人物のロッカーの前で立ち止まり、扉を開ける。
白シャツ、防寒着、煙草。
至って普通のロッカーの中身だが、一際目立つ物が立てかけてあった。
『神戸小百合殺害事件捜査本部』
この事件の全貌を、加藤はこの後知ることになる。
check-6 悪銭身に付かず ー終ー
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作者名：Author | 作成日時：2020年8月28日 3時
