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ぼーっと黒板を眺める火曜日の午後。
後ろの方の渡辺に言われた
"目黒がずっとAのこと好きでいるとは限んねえからな"
と、
真理ちゃんに言われた
"後悔してからじゃ遅いから"
と。
ずっと頭の中を反芻している。
「連絡事項は以上かな。
じゃ、気をつけて帰れよー」
ホームルームが終わって、教室がざわつき始めた。
担任の話が長かったから、部活がある人達は全力ダッシュだ。
その中の1人の目黒と、チラッと目が合う。
心臓が早くなったけど、それに気付かないふりをして、
教室を出た。
…………
目黒と帰るようになってから、
目黒の部活が終わるまで、図書室に入り浸るようになった。
(本が好きな私にとっては全く苦じゃない)
なんとなく、図書室に行く前に、御手洗に向かう。
いざとなった時に告白なんてできるもんなのかな…。
とか考えていると。
『っわ、！』
強い力で、誰かに腕を引っ張られた。
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作者名：MooN | 作成日時：2022年1月31日 20時
