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「…告白の仕方、高校生、普通、」




『っわ!!!ビックリした!』






過去一で喜んでくれた誕生日プレゼントのネックレスをつけた真理ちゃんに、背後から驚かされる。






『もう…寿命縮んでたら8割真理ちゃんのせいだからね?』




「超占めるじゃん。笑笑」




『当たり前だよ』






"じゃあ逆に寿命伸ばす方法とか無いのかな?"

なんて言って、スマホを弄っている。






「増やせそうじゃね?気合いで」




『……あのさあ、』




「なんか今日WiFi頼りにならない」




『真理ちゃーん』




「なうろーでぃんぐ、じゃねえわ」




『…』






さっき、明らかに私の検索履歴を見たくせに。







「……告白、することにしたの?」




『……まだ決めてない』




「決めたら、絶対早い方いいよ。
私あの時深澤に告られてなかったら
違う人と付き合ってたし」




『え、好きだからOKしたんじゃないの』




「ああ違うよ?
なんかイケメンで背高いし付き合ってみるかー、みたいな?ノリだよ」




『初耳』




「まあ、OKしてよかったけどね。笑
でー?なんかキッカケでもあった?」






『…うん…後ろの方の渡辺にさ、
"目黒がずっとAのこと好きとは限んねえからな?"
って言われたの。

なんか、その通りだよなと思ってさ…』




「んーなるほど」




『今までさ、
目黒が私を好いてくれてるから、色々あった訳だけど。
そうじゃなかったらまじで何も起きてないじゃん?』




「ほう」




『正直になればさ…私、目黒が好きなの。



まあその、
目黒ほど素直じゃないし、真っ直ぐでいられる自身もないんだけど。


…逃げてちゃ、ダメだと思ったんだよね』






「…そうか、そうだね?その通りだと思うよ。

検索かけるのは、思いつかなかったけど?笑」




『…だって普通に、なんて言えばいいか分かんなかったんだもん』




「ふふ、良いんだよ、Aのままで。
伝わらなかったら何度も伝えればいいじゃん!」




『…』




「テクノくんみたいに、一直線に伝えられる人はそうそう居ないし。
Aが思ったことをそのまま言えれば大丈夫」




『はい、』




「よし。
まじで、タイミング来たらすぐ言いなよ!
後悔してからじゃ遅いから」




『……はい』




「なんかあったら連絡していいからね」




『頼りにしてます、』




「そりゃどうも!笑」





もう、真理ちゃん以上の頼れる人見たことない。

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作者名:MooN | 作成日時:2022年1月31日 20時

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