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17と言ったことを後悔していると、後ろの方の渡辺が声をかけてきた。
「え、目黒70もとってんの？」
「そう。すげえだろ」
「は！お前この問題解けたの！？」
「あ、ここはね、Aちゃんに教えてもらった」
「なにお前カンニングかよ」
「ちげえわ」
『…ねえ、目黒まじで説明下手』
なんで私が状況説明しなきゃいけないのよ。
やっと納得した後ろの方の渡辺と、カンニング疑惑が晴れてまたドヤ顔しだした目黒。
こう見てると、ちょっと似てる。
顔は似てないけど、なんだろ、B型感？笑
同じ匂いがする。
『ねえ、2人ともB型？』
「「うん」」
『やっぱりね』
「え、なんで分かったの渡辺」
『お前も渡辺だろ』
「ふはは！うん、今めっちゃ変な感じした。笑」
『いいよAで』
「じゃあ俺も翔太でいいよ」
「…だめだろ」
「なんで目黒がだめなの」
「だって俺もまだ名前で呼んでもらえないもん」
「関係なくね」
「ある」
何の言い合い？
あと、そこそこ目立ってるからやめて？？
『ねえうるさいから』
「Aちゃん、絶対翔太って呼んじゃだめだからね」
「なんか知らんけどコイツのこと蓮って呼ぶなよ」
『うん、大丈夫。どっちも呼ばないから』
断ったら、"まじかよー"と2人して落ち込んだ。
漫画でよくある美少女の取り合いがしたいんなら、美少女を探してこい。
私じゃなくていいだろ。
"チャンスだったのに"と目黒が独り言を零した時、先生が帰ってきて授業は再開された。
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作者名：MooN | 作成日時：2022年1月31日 20時
