僕が君の傘になろう。３

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あり合わせやのに、
なかなか豪華な夕飯になった。



で、約束のお風呂に、
二人で入ってくれたご褒美に。


ソファの上で、

溶けそうに美味い、
カップに入った、
唐芋のレアケーキを、
いっちゃいちゃしつつ、
食べさし合うてる。


座るとな、
ワイシャツの丈がますます上がるよな、

もうほんま、ええな、
思ってたら、

ささっと、
置いてたタオルケットで隠されたけど。


俺の目論見通り、


食べてる合間に、キスしたり、
むぎゅうってしてるうちに、
はらはらって、落ちたし。


唐芋ケーキとともに、
むちむちってした、
真っ白な太ももを、堪能中。


さっき、お風呂でたっぷり、
もうほんま満足するまで、
見てんけどさ。

また、ちらって見える、
これはこれで違うっていうか。


あかん。

ほんまんあほや、俺。


唐芋ケーキ食べて、紅茶飲んで。

デザートの時間は終わったから、


今度は、Aを膝に乗っけて、
向かい合って、
ちゅうの時間。


髪を撫でて、
もう一回、ほっぺたにキス。

もう、このまんま溶けて、
俺の身体、なくなりそうや。


(亮、福岡何回も行ったことあるの？
お土産、全部すごく美味しかった。
特に・・・)


(Aの気に入ったんは、
唐芋のレアケーキやろ？)


ふざけて、ちょっと唇を押してやる。

そんでまた、キスしてまう。


(あんな美味しいの、
初めて食べた。
衝撃の美味しさだった。
亮は知ってたの？)


(ううん。
福岡は何回か行ったことあるけど、
俺、基本的に甘いもんなんか買わんし。
そしたら、石田部長がな、
彼女へのお土産なら、
絶対にこれって。
教えてくれはってん。
部長も奥さんと娘さんに買うてはった)


何気なく答えて、
また、キスしよかな、って、
顔傾けかけたけど、


(彼女いる、って、
石田部長に話したの？)


Aが、そこに、めっちゃ引っかかってしもた。


(ああ、うん。ごめん。あかんかった？)


(ううん。
でも、あの、それ、会社の子って言った？)


(うん。
AAさんと付き合うてます、
公私混同はしないんでよろしくお願いしますって、
言うたけど。
・・あかん？)

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