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「めっちゃうまい！
過去イチやこの親子丼！」
結「本当かなぁ(笑)」
「マジですって！え、何でこんな美味いん？」
冷蔵庫のお肉片付けなって
出てきたんは親子丼と中華スープで
めっちゃ美味すぎてあっという間に食べちゃったら
ユキさんがビックリして、
結「足りなかった？
もっと作ろうか？」
ってキッチン行こうとするから
慌てて止めて。
結「今度はもっといっぱい用意しとくね」
なんて、また次も来てえぇんかなぁって
すっかりうきうき気分。
「ユキさん、カレー食べたいです」
結「カレーね、覚えとく」
「あとすき焼きも食いたいっす」
結「あはは、食いしんぼう(笑)」
「ってか冬に鍋パしましょーよ」
結「そうねぇ、この部屋の定員じゃ4人が限界かな」
「いや、独り占めしたいから2人で」
結「えぇ？
でも大晴くんなら本当にひとり占めしちゃいそう(笑)」
「誰にも渡しませんから！」
そんな話しながら2人でお茶椀洗ったら、
食後のアイス食べながら
真面目に脚本のアイディア出し。
「じゃあ、いちご姫が『ホラーオブ12ズ』の世界に迷い込んで
オバケからめっちゃ逃げまくるんは？」
結「あぁ、それ面白いかも。
誠也くんが叫びながら舞台中走って」
「誠也くんあぁ見えてビビりやし、
声高いからよぉ響きますね(笑)」
結「あ、『淀川ブルース！』の2人が
『望月の夢路』の世界にタイムスリップしたって勘違いして
勝手にリポート始めちゃうとかどう？」
「はは、世界のフシギ発見！みたいなんさせたいなぁ、
こじけんとまっさん(笑)」
まぁ、内容が内容やし
真剣やけどおもろくてちょいちょい笑いながら話し合うてたら、
Prrrr Prrrr
ユキさんのスマホが鳴って画面が光る。
一瞬目に入った表示には
「正門君」って名前が映ってて、
結「あ、ちょっと出てくる、」
「えぇっすよ、まっさんでしょ？」
結「うん、」
「一緒に話しましょ、スピーカーして」
こそこそ話されてもどうせ気になるんやから
こうなったら堂々電話したろって
通話ボタンを先に押しちゃった。
良『……あ、かかった。
もしもし結城、今大丈夫？』
「大丈夫じゃないでーすまっさん」
良『……あぁ、大晴か！』
ちょっとタイムラグあってビックリしたまっさんの声。
良『てっきり結城が出るもんって思うてたから
誰や思うたわ(笑)』
いやまっさん一緒に部室おったやん。
分かってるやろ俺がおんの。
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作者名：マリア | 作成日時：2023年10月22日 2時
