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江「えっ！？あ、あだっちーちゃん誠也先輩のこと、」
健「大大大好きなんよなぁ？」
「もぉ、からかわんといてよぉ……！」
焼きそば食べて海で遊んだ後、
ビーチバレーで負けちゃった誠也くんとリチャードさんが
ジュースを買いに行ったと思ったら、
健「なぁ。で？
その指輪なに？」
この時を待ってた！とばかりに
目をキラキラさせたこじけんに捕まって
結局、みんなに全部説明することになっちゃって。
大「ってか誠也くん、
夏旅行のお土産に真珠の指輪って、やってんなぁ(笑)」
健「お金持ちは発想がぶっとんでるな」
江「でも、ロマンチック……」
健「自分のアロハ着せる時点でもうあかんやんなぁ(笑)」
大「なぁ(笑)」
「ふふ、なぁ(笑)」
健「うっわ。幸せすぎる顔してんの
むかつくけどかわえぇやんけ」
だって嬉しいんやもん。
ぎゅってされたのも
指輪もアロハもぜーんぶ。
首元についてる指輪に指を通してみたら、
サイズもぴったりで
いつ測ったの？ってビックリしたし。
「やっぱり誠也くんかっこいい……」
大「あだっちーと誠也くんってまだ付き合わへんの？」
「え？」
健「そうやなぁ、
こんだけカレカノムーブしといてまだ付き合ってへんって
訳分からんもんな。それこそユキ門ぐらい」
大「おい、こじけん。それは笑えんから」
健「あ、すまん」
怖い顔してる大晴くんにこじけんが謝ってるのを見ながら考えてみる。
江「あだっちーちゃんは、誠也先輩とお付き合いしたいの？」
「うん、やけど誠也くんはいっつも
『Aは妹みたいなもんやから』って言うから」
江「なるほど……。
でも誠也先輩恋愛上手そうだし、
そんな先輩が指輪あげるって
何の気もなしじゃしないと思うんだけどなぁ……」
「そうよねぇ……、」
誠也くんがモテるのはよぅ知ってるし
私は誠也くんから見たらまだまだ子どもやから、
そんな対象にすらなってないのかも知れないけど。
「はぁ……、恋愛上手になりたいなぁ」
江「……私も、その気持ち分かる」
「エリーちゃんも？」
誠「ほら！買うてきたで！」
はにかんだエリーちゃんに話を聞こうとしたら、
誠也くんとリチャードさんが帰ってきて。
健「うわアイスや、天才！」
誠「早よ好きなん選びや」
大「エリー、あだっちー何食べる？」
江「え、じゃあ私は……」
エリーちゃんも恋してるんかな？
いつか女の子同士もっと恋バナしてみたいなぁ。
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作者名：マリア | 作成日時：2023年10月3日 0時
