◆その気持ちにつける名前は ページ7
・side.Taisei
めっちゃしんどかった風邪もなんとか治って、
気合い入りまくりの復帰当日。
風邪引く前より身体も軽い気ぃするし、
やっぱ無理してたんやなってストレッチしながら反省する。
虎「あれ、大晴やん。もう戻ってえぇの？」
「あ、虎丸先輩！心配かけました」
虎「えぇって、別に心配してへんから(笑)」
「ちょ、ひどないっすか？(笑)」
3年の役者組してる虎丸先輩とじゃれあっとったら
「あ、」って急に声を潜めた先輩が顔を寄せてきて、
虎「ってか大晴、ユキについて何か聞いてないん？」
「え？ユキさんっすか？」
虎「おん、なんかいよいよ休部してもうたらしいねんけど」
「えっ……」
ビックリして虎丸先輩見たら、
虎丸先輩もビックリした顔で俺を見て、
「え、何も知らんの？」って言うから頭真っ白のまま頷いた。
ユキさんが、休部……？
俺が部活休んどる間に一体何が起きてんねん。
「ちょ、先輩もっと詳しく聞かせてください」
虎「えっ、いや俺もあんま詳しくは知らへんのやけど」
虎丸先輩の話を洗いざらい聞き出したとこによると、
週明けの部活の時にユキさんと連絡がつかへんってなって
キク子さんが家行ったら
部活に出れる状態やなかったらしく、
しばらく休部させよ、って誠也くんとリチャ君で話になった……。
ってことやねんけど。
虎「……まぁ、一番気になるんはまっさんの動向よな。
アイツも実技査定中で部活出て来てへんし」
ユキさんと連絡つかへんくなった日から
まっさんも部活に来てないらしい。
……イヤな予感がする。
なんか分からんけど、
けどそういう時の勘ってだいたい外れへんもんで。
まっさんにLINEしてみようかな、って
スマホ出そうとした時やった。
ガチャ、
良「失礼しまーす、正門入ります」
「え、」
虎「うぇ！？」
稽古場に入ってきたまっさんを見て、
部屋中の空気が一瞬ざわっとした。
良「あらあら、みんな揃ってなんちゅう顔してんねん(笑)」
日「え、正門くん今日来るって言うてたっけ……？」
良「え、ひなちゃんひどない？
今日は査定ない日やから頑張って来たっちゅうのに(笑)」
けらけらいつも通りの笑みを浮かべながら
日向先輩と話してるまっさん。
いや、“いつも通り”過ぎてゾワゾワすんねんけど。
立ちあがりそうになった俺を制して、虎丸先輩が首を振った。
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マリア(プロフ) - ろにくまさん» ろにくまさんお久しぶりです！現実逃避の場にしてくださってたのに不甲斐ない事になりすみせん。私にとってはろにくまさんのコメントが暖かくて今も嬉しくて仕方ありません。過去作はバリバリ書き直してますのでそのうち必ず戻ってきます。その時はぜひまた。 (3月28日 2時) (
レス) id: 98df0cf24d (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - 長くなってしまいましたが、どうか無理をなさらず、マリアさんにも私にも彼にも彼らにも、幸せが訪れることを祈っております。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - マリアさんが大切にこの物語を綴ってくださるおかけで、キミ恋！は私の現実逃避の場となっていました。私のような読者の拠り所になれる、暖かい場所を作ってくださりありがとうございます。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
ろにくま(プロフ) - お久しぶりです。私もあの日から年末に感じた苦しさとはまた違った苦しさを感じております。彼以外を好きな方との気持ちの差や5人で進む現実に潰されてしまいそうな日々です。 (3月26日 1時) (レス) @page7 id: 2f3320c7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリア | 作成日時：2024年3月9日 0時
